ある時ある神社にお詣りに出かけた時、お神輿の行列に出会いました。
その中に黒人のお兄さん達の姿がありました。おそらく、どこかの国から働きに来ていたのでしょう。
神輿を降ろして休憩中、日本人は座ってくつろいでいましたがそのお兄さん達は違いました。小さな太鼓を(たぶん適当に)叩きながら満面の笑みで踊り楽しんでいました。
お兄さん達の笑顔と御祭神の女神様の微笑み(想像)がダブって見え、祭りは自分達が思いっきり楽しみ、それで神様も楽しんでもらうものなんだなとしみじみ思いました。
今は田舎では昔のような人数が確保できず、仕方なく少人数で決まっていることをやっているだけという祭りもあるように感じていた中、お兄さん達のおかげでちょっと認識を改めることができて、ほわほわしながら帰ったのを祭りの時期になって思い出したので書いてみました。
今あのお兄さん達はどこで何をしているんだろう。今年もまた神輿を担いでいるのかな(今年は中止かも)。それとも国へ帰ったのか。どこに居てもきっとそこの神様を笑顔にしているんだろうと思います。我々も見習わなければならない気がします。