ほわほわ神社生活

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神社が暮らしの中にあるおっさんのちょっとだけ変わった日常です。主に岡山県広島県の神社巡りをしています。神社巡りの記録や神社のことで思うことを書いています。

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木野山神社(岡山県高梁市津川町今津1211)

木野山神社|岡山県神社検索|岡山県神社庁

 

以前何度か書いた木野山神社(里宮)にお詣りしました。日曜日ですがもう夕方が近かったためか私が到着した時に帰って行った車一台の他はお詣りの人は見当たらず。

 

猫城主さんじゅーろーで有名な備中松山城のある市街から数キロ、車だと10分もかからない所にあります。

 

 

a-wi.hatenablog.com

 

目次

 

 

【御祭神】

 

大山祇命 豐玉彦命 大己貴命

 

木野山神社への道】

国道313号と国道180号との新幡見交差点を高梁市街(南)からだと右折。新見方向から南下してくると左折してすぐに左に橋があるのでこれを渡ります。渡ったら数百メートルで右側に木野山神社が見えます。

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駐車場なのですが神社駐車場と看板のある場所は見当たりません。里宮参道入口に駐車場らしきものはありますが……とめていいとネット上で断言はできません。おそらくご厚意で参拝者がとめても不問なのだと思います(要確認)。迷惑行為があれば無断駐車禁止の立札を掲げられるようになるのかもしれません。

参道を車で進んで石段手前の道を右に進むと左側に八幡神社の鳥居が見えます。

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この前を奥に進むとすぐに反対方向へ折り返すような細い道が上に延びています。

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これが自動車参道です。軽自動車なら問題ないと思いますがミニバンあたりだと余裕はないと思いました。ここを上がって境内の端に止めることもできそうです。

【車椅子使用の方のための情報】

自動車参道があるので境内に入ることができます。平らな細かい砂利の境内ですから車椅子での移動は大丈夫そうです。社殿前と社務所前はコンクリの低い段になっています。自力で乗り越えるのは難しいかもしれませんが、押してくれる方がいれば賽銭箱前でのお参り、社務所で授与品を受けることもできそうです。

 

多くの神社でそうですが、コンクリ等のスロープが端にあれば車椅子で移動している方や杖をついてなんとか歩行できる方も神前でお参りが可能ではと思えてきました。

 

JR伯備線木野山駅からすぐなので電車で来て周辺の山を歩くのもいいかもしれません。

 

 

 

【境内の様子】

 木野山神社由緒看板

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木野山神社社頭(石段は鳥居や随身門で区切られています。全部で100段くらいです)。

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拝殿と本殿。

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 八幡神社社殿

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拝殿前から八幡神社を。

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社叢の様子。

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【お詣りをおえて】

境内は綺麗に掃除されているおかげで気分よくお参りできます。手水舎の水が出ていたのが嬉しいところ。数年前にお詣りに来た時と違って社務所が綺麗になっているみたいでした(雨除けにひさしが付いたのでしょう)。拝殿はこの地方にある多くの神社と比べても平均以上の大きさだと思います。

 

面白いのは本殿が妻入りなことです。この辺りでは平入りが多く、妻入りはいつ見たかなあと考えるくらいに少ない(はず)です。よく見えないので正確に何造りかは分かりません。奥宮は平入入母屋のように見えます。なぜ造りが大きく違うのか不思議です。

 

本殿のすぐそばまでは行けないため、幣殿横辺りから社殿から放射する気を感じさせてもらいました。波のように打ち寄せてくるのは他の神社と同じですが、波それぞれがまたうねっているように感じられました。かなり強さがありました(個人の感覚です)。病気平癒で多くの分社を持つ御神徳に衰えはないと思いました。

 

……でもコレラ禍で人が殺到したという往時のような人の波はありません。静かに思う存分お参りできるのは嬉しいですが淋しくもあります。

 

境内にある八幡神社境内社にしては立派だなと思っていましたがどうやら違うようです。元々山頂奥宮が木野山神社であり、麓には八幡宮があったそうです。そこに遥拝所、その後社殿を造って里宮にと言う流れみたいです。独立した神社の大きさと参道鳥居等が一式そろっているはずです。ここも気がふきおろしてくるのを感じました。

 

奥宮には高龗、闇龗両神を祀る摂社がありますがここには見当たりません。里宮では合祀されているのでしょうか? 

 

土地の気もあり、いまだ衰えぬご神威も感じられるいい神社でした。