ほわほわとかふざけた名前をつけたものだからそうでない話題は極力避けてきたつもりです。でもこの世には他方もあるわけで、今日はそんな話から入ります。
いつものお狐様シリーズとして書けましたがお稲荷様だけの問題ではないのでそれはやめました。
心霊特番や書籍等でいわくつきの品というのがありますね。ああいった物になにやらよからぬものが憑いているのは本当か伺って、なるほどそういうことはあるのだなと頷いていたのです。次に聴いたのが恐ろしいことでした。
私「お狐様、あれについているものって簡単に追っ払えるものですか?」
お「否。自分は敵いそうにない」
聴いてショックでした。このお狐様は大きな稲荷のご眷属。眷属ならばあやしいものなど問題ではないのかと思っていたのです。でもそうではないと。
私「お狐様、じゃあどう対処されるので?」
お「神社の仲間で当たれば大丈夫」
ご眷属がまとまればその力は相当に強くなる。そこで思いました。小さな祠のお稲荷様は数体のお狐様しかいないはず。敵わないのではと。
私「人数が少ない祠のお狐様はどうされますか?」
お「近隣の稲荷や勧請元の力を借りることになるだろう」
これは仮定の話。実際はそこまで強いよからぬものはそうそういるものではないようで、ご眷属が皆そういった経験があるわけでもないようでした。もっと伺いましたが長くなるので省略します。
神社は安全地帯でそれはご眷属やそこにおられる神々のおかげだと思っていました。しかし、脅かしかねないものもいるようです。そうしたものを跋扈させないためにも高次元存在の方々が力強く働いていただけるように、人間側もやれることをやらないといけないだろうと思います。
清掃の大切さは結構書いてきました。これは清浄にすれば気も良くなるのを実感したからですが、理由はそれだけではありません。例えば強いお狐様がおられる祠がボロ屋だったらどうでしょうか? 特別な能力が無い一般人は、汚いからここはつまらない神社でお願いはムダだろうと考えてしまうと思います。いくら仕事に励もうと待たれている方がおられてもこれでは宝の持ち腐れ。古いのは仕方ないが、人が常に信仰している形跡があれば不安は消えるのだと思うのです。
そうしてお詣りが絶えることが無ければ神社の力は衰えることはなくなる。目に見えない世界のことは分からなくても良い事ができてご眷属の方々を応援できる。それが自分達のためにもなる。御成敗式目のあれは嘘ではない。今もう一度その意味を考えてもいいのではと私は思いました。
#神社と自分との間でぐるぐるの渦巻き。また別の神社と誰かの間でぐるぐる渦巻き。ひとつひとつの渦巻きが小さくても辺り一面の渦巻きになれば大きなものになる。渦巻きというのはエネルギーの循環です。