神社が把握されているもので8万以上。実際にはそれ以上あると言われていますから10万ほどかと。すると1億2千万の人口あたりの氏子数は1社あたり1200人になります。
これは東京二十三区から離島まで区別せずですから、場所によってはこれ以上いるでしょうし、限界集落では数人ということもあるでしょう(実際にあります)。
神社清掃や榊の交換等の日々のお世話をする人も毎日できるわけではありません。病気などの場合を考えると、小さな神社でも3人くらいは必要な気がします。
タイトルの400人は、1200人を3人で割った数です。400人に一人お世話しようと思う人がいれば多くの神社は落ち葉の積もっていない榊が青々としたものになるでしょう。
田舎では宮司が二桁の神社を掛け持ちしていることが普通にあります。同じ市内でなく、はるか離れた町から来られることも。そうした神社の日頃の清掃は氏子がしないといけません。
しかし、上でも書いたように神社を守る人数がそもそも少なくて、氏子に維持の意志があっても諸事情でできずに少々荒れている神社もあるようです。そして今後一層そうなっていきそうです。
ここでちょっと話をかえます。自分と家族のためには一生懸命働けるが自分が生きさせてもらった場のためには働かないことを、いろいろ理屈をつけて正当化して己が楽しければいい人は400人にひとりではないですね。都市田舎共にとても多いのは間違いないです。人は多数に流されますから心が貧乏か豊かでは→は完全に貧乏方向に日本はなっています。
人口密度の問題のため、400人にひとりというのは本当はあまり意味がないです。大都市圏の大きな神社の氏子崇敬者で機会があるなら清掃奉仕したい潜在的な人数も不明ですし(調査などされていないはず)。神社の問題と絡めて心の問題を表してみただけですから。
国の金は増えたり減ったりします。心は一度貧しくなると豊かになるのはお金よりずっと難しいでしょう。
それに抗うのが楽しいのですが……楽しくないですか? 😅