このブログの神社巡り記事では祠へのお詣りはあまりありません。今回はやや大きめのそれにお詣りしました。多賀大社からの勧請だろうとは思うのですが、神社名は地名からも多いのでどちらなのか。岡山県神社庁にはページがなく、現地にも由緒看板がないために詳細不明です。ただし、多賀大社との繋がりを示すものは複数あることから、未確認ながら多賀大社の分社と思ってお詣りしました🙂
目次
【御祭神】
不明
(多賀大社からなら伊邪那岐、伊邪那美の神でしょう。社号標にある延命長寿は多賀大社と同じ。また三つ巴の神紋は多賀大社のものです)
【多賀神社への道】
岡山県道168号の下(山の斜面)にあります。西から尾坂池(ソーラーパネルが水上に並んでいます)の横を通り過ぎて坂を越えます。平らな直線が見えたらすぐに右へ離れていく道を下ります。
分岐から150メートルくらいで左にあります。道沿いで駐車場はありませんがそばの池の土手との境に普通車でもとめられるスペースがありました。県道沿いに広い場所は他にもありますからとめて歩いても数百メートルです。お詣りを諦めねばならない神社ではありません。
東からだと山陽道鴨方インターから西へ向かってすぐの信号を右折して次の信号を左折します。高架の下をくぐったらコンビニを過ぎて右折して山を登っていきます。いったん水平になった直線の終わりで左へUターンして下りたら多賀神社です。住宅の間を抜けて下から向かう道は狭くてわかりにくいのでこちらの方がいいと思います。直線は皆そのまま走ると思っているでしょうから、左折の合図はかなり早めに出した方がいい気がします。
【車椅子使用の方のための情報】
県道から分かれた市道? 沿いにあって、山の麓の方の生活道路(抜け道)のようで大型車こそ通りませんが一般乗用車の交通量はそこそこあります。神社は道から石段で上がりますし、神社側の路側帯も狭いです。
わずかに曲がっているために速度を上げて坂を下ってくる車のことが気になりました。残念ですがこちらの神社は車椅子でお詣りできる神社ではないと思います😯
【境内の様子】
多賀神社社頭(上の分岐を下って通り過ぎた所から)
多賀神社正面(木が手入れされているのがわかると思います)
多賀神社(木鼻あたりが成人男性の背丈くらいです)
木鼻アップ(昔はもっと鮮やかな宮だったのでしょうね)
【おまいりをおえて】
お正月明けだったということもあるでしょうけど、神社は落ち葉だらけではなく綺麗な状態でした。近所の方が今もお詣りされているようです😃
道案内の所でも書いたように、結構車が通ります。祠から10メートルくらい上は県道168号で、山越えで二つの町を結ぶ道だけに車はかなりの速度で走っています。当然、走行音が大きく聴こえます。上と下の騒音に挟まれて、人の賑わいではなく悪い面での音で落ち着けないのが悲しいです。
それでも神域は神域。道から社号標までは粗い気もそこを過ぎるとフワッと穏やかなものに変わります。最後の石段まで来ると、さらに変化して清浄さが増してきます🙂 裏側には何かよくわかりませんが流れをまたぐための石橋? みたいな大きな石が幾つかありました。これは貼るのはやめておきます。
大きな神社(古社)はパワースポットともてはやされますね。それに比べたら祠の放射する気は弱いかもしれません。しかし、弱く感じようが範囲が狭かろうがそれは大事な神社には違いありません。無数の祠(小社)がすぐそばの住民と結びついてこの世とあの世のシステムの一部を占めている。これこそが日本を神国たらしめているものの正体(の一部)です。
#神国というのは仕組みに沿っているというくらいの意味です。そして日本だけではありません。
こちらの多賀神社はきちんとその機能を果たしていました。鳥居や狛犬もない小さな社ですがいい神社でした。