妹に教えてもらった神社とは別に、やっぱり自分で(楽しみとして)地図から探すこともあります。今回は備中備後をずっと調べていて変わった名前を発見。卯年だから兎の神社はいいなと思って由緒看板(写真)を見たら、そうした明るいイメージとはちょっと違っていました。
目次
【御祭神】
【養兎神社への道】
国道486号湯野交差点から広島県道390号を北へ向かいます。600メートルほどで左に曲がる道があります。お堂があるのでわかります。そのまま道なりに100メートルほど進んで突き当りを左へ進みます。そこからは100メートルもいかないうちにT字路左にあります。
井原線湯野駅で降りて西へ500メートルの湯野交差点からは上のように行けます。
【養兎神社】日本の養兎産業を支えたウサギ達に合掌と感謝 | 星見るウサギの社
上のページでJRを利用した時の経路を詳しく紹介されているのでリンクを貼らせていただきます。
帰り道は右に曲がって山を越えるか、転回して戻ってください。神社前を下ると軽自動車以外は困る細さに変わります。下るまではそこそこ広いんですけどね。
【車椅子使用の方のための情報】
祠周辺は舗装路からそのままつながる未舗装の地ですからお参りは可能です。転落にだけ気をつけてください。
【境内の様子】
養兎神社全景
養兎神社(祠)人参と酒は私が置いたものです。
扁額
由緒看板(このブログは故人の場合はお名前をそのままにすることが多いです)
碑1(神社から5年後に有志によって建てられたものです)
碑2
【おまいりをおえて】
兎の鎮魂の神社がないと自らの土地にこの社を作られたとか。大きな神社は元々は鎮めるために祀られたものでも、今では華やかかつすがすがしくてそうとわからないです。でも小さな社(祠)はそのままの雰囲気を保っているのでしょう。当時と放射する気は違っているかもしれませんが。
今は真冬で少し暗く寂しい感じです。華やかな気の放射とは違っていました。小さな祠ですから周囲の気の影響を(感じる人の側が)受けてしまったようです。古い桜やモミジの木がありましたから、春の桜や赤いモミジの頃に来るべきなのでしょうか。
ここに兎の霊が多数いるというのではないようです。”ここで”ではなく、”ここから”祈りを届ける場所なのでしょう。この神社が役割を終えるのはまだ先の話ですね。
大国主命が御祭神なのは因幡の白兎との関係からだそうです。他に、大国主命は目に見えない世界を司ると言われることから、兎の御魂にとって他の神々よりも関係があると(もしかしたら)思われたのかもしれません。
パワースポットやご利益が今の神社への興味のかなりの部分を占めるのは仕方ないと思います。それに対して、鎮めるというのは自分がもらうのとは違います。神社のそうした姿はもっと知られるべきだと思います。
正直、興味半分でお詣りした面は否定しません。ですが、社を前にするとそうした気分が消えていくのを感じていました。
神社巡り記事では最後は”いい神社でした”で終えています。今回はいろいろ思うところがあってそう書かずに記事を終えることにします。