ほわほわ神社生活

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神社が暮らしの中にあるおっさんのちょっとだけ変わった日常です。主に岡山県広島県の神社巡りをしています。神社巡りの記録や神社のことで思うことを書いています。

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木山神社奥宮(岡山県真庭市木山1212←ナビ用木山寺番地)

神職の話ですっかり行く気になってお詣りしたのが木山神社奥宮です。タイトルの番地は木山寺で調べると表示されるものです。各地にある奥宮はたいていは山道での登山を要求されますが、ここは車でやってきて駐車後に自動車参道を上がるだけなので他の神社と変わりません。普段奥宮に行けない人に優しい神社です。

 

目次

 

【御祭神】

牛頭天王

神仏習合では須佐之男命と同一視されていた存在です。私が妹にきいたところ、別人らしいです。ここはそういう説もあるのかくらいでお願いします。

【御由緒】

奥宮 | 木山神社|岡山県真庭市|創建千二百年

弘仁七年(816年)より1200年を越える古社。神仏習合時代の木山宮を経て明治の神仏分離後、昭和37年に木山神社が山の麓へ遷座した時、本殿だけが残されて奥宮に。麓の木山神社里宮には新たに本殿が建てられました。

 

【木山神社奥宮への道】

国道313号からホームセンター横の信号のある交差点(名前不明)を曲がって所々に現れる案内板に従って1.5キロで木山神社(里宮)に着きます。木山神社駐車場のある交差点を木山寺への案内板に従って左折します。

緩い登坂をしばらく走ると左に鳥居があります。ここを過ぎてさらに1キロくらい進むと木山寺への案内板があるので急角度に曲がる道へ進みます。

途中までは車一台半程度の幅があり、所々余裕のある場所ですれ違えるようです。そこそこ向こうまで見通せますので、相手が目の前だけ見てこちらに気がつかずに突っ込んでこなければさほど恐れることはないように感じました。

 

木山寺まであと少しの辺りが車一台分ほどでここだけ注意が必要でしょう。休日はわかりませんが、広い道から曲がってお寺までの数分の間(1キロ少々?)で対向車とばったりというのは平日ならそうそうないかと。ほとんど関係者や参拝者しか通らない道ですね。

 

お寺手前で道がぐっと広がった所が木山寺駐車場です。木山神社奥宮へお詣りする人もお寺駐車場にとめていいそうです。

【車椅子使用の方のための情報】

木山寺駐車場はお寺の手前にあってそれなりの台数とめられます。ここからだと奥宮までは100メートルくらいあります。それに緩いけど長い登坂です。

 

奥宮へは石段でなく道を上がりますから、そのまま境内へ上がって車椅子を降ろすのが一番楽だし安全だと思います。

奥宮へ行く人は里宮の後が多いと思いますので、里宮の社務所でご神職から許可をいただいて上がる方がいいと思います🙂 

 

 

【境内の様子】

木山神社奥宮自動車参道境内入り口から参道を振り返る

奥宮随身門を上から

奥宮全景(随身門から石段参道を上がった所)

拝殿横辺りから境内を見る

奥宮社殿正面(本殿前におまいりのための小さな拝殿が造られました)

本殿横

これは?(新しい柱なのでお名前は隠させてもらいました)

自動車参道上にいる狛犬

鳥居と社殿間の参道にいる狛犬(1.2メートルくらいあります)

 

【おまいりをおえて】

隋身門が少し下った所に見えています。そこから先の参道は今はもう使われていないように上からは見えましたが、整備されてちゃんと参道として機能しているみたいです。奥宮は里宮に比べると最低限のもので構成されています。県重文の本殿をじっくり眺められるのはいいですね😃 随身門も市重文だとか。

 

他と比較しにくいので写真だとごく普通の大きさに見えるかもしれませんが、一辺が十数メートルはあるかなり大きな本殿です。これに釣り合う拝殿となると一宮クラスの大きな社殿? 

 

この本殿から放たれている気がちょっと他と変わっていて、ぐうううっと圧のような感じで身体に力がみなぎってくるようでした。牛頭天王が御祭神だから? 

#あくまでもその時の個人の感想です。他の方だと全く違っているかもしれません。

 

山の境内だし当然のように気も澄んではいるのですけど、満ちている圧のようなものも混ざっていてちょっと異質と言えば異質。もちろんこれは悪い意味ではありません。

 

奥宮へは曲がってから1キロほど細い道を通らねばなりませんが、里宮にお詣りしたら来るべき神社だと思います。奥宮と里宮の空気? が違う神社はそこそこあって、ここも(私が感じた限りでは)そうした神社です。

 

綺麗に掃除されていて、奥宮なのに比較的楽にお詣りできるいい神社でした。

 

【同じ場所にある木山寺をちょっとだけ】

お寺の駐車場にとめていますし、同じ場所にあるのにお寺は素通りというのはどうかと思うのでおまいりしました。お寺なのですがご覧のように各所に鳥居があって神社の境内社そのものの外宮も並んでいます。お寺なのに神社にお詣りしているような不思議な感じがしました🙂 写真は現代の我々がイメージするお寺とは違う部分を撮ったものです。

弁天様の祠

鎮守殿(祀神:木山牛頭天王 木山善稲荷大明神 解説版より)

弁天様の祠やお稲荷様、狛ちゃんもいて神仏習合時代にご先祖様がどんな信仰をしていたのかほんの少しだけど疑似体験できます。日本の仏教諸宗を素人が詳しく学ぶのは大変です。神仏習合について一般の人向けの書籍もありますから、そうしたものである程度学んでおくのは役に立つように思います。私はまだ買っていないのでお小遣いに余裕がある時に買います😅

 

奥宮にお詣りした後には木山寺の仏様にも手を合わせて帰りましょう🙏