艮神社となるとその近くにある御袖天満宮にも行かねばなりません。ここは神社恐怖症だった頃の私も何度かお詣りした神社です。某尾道アニメとか某銀髪巫女の出るゲームとか……そんなことでもないと神社に行くわけがなかったのです、昔は😁 多くの方は石段を落ちて入れ替わる映画を思いうかべることでしょう。
目次
【御祭神】
菅原道真公
【御由緒】
菅公聖跡二十五拝所のひとつだそうです。道真公が筑紫へ向かう途中にこの地の民から麦飯と醴酒(れいしゅ:甘酒のような飲み物)を供され、衣の袖を裁って姿を描いて与えたそうです。そののち延久年間に祠を祀ったことが広島県神社誌に書かれています。
江戸時代に社殿造営修復が数度あり、現在の本殿は昭和後期の火災後に再建されたものです。
【御袖天満宮への道】
国道2号長江口交差点を北へ向かいます。150メートルほどの所にある十字路を右折してそのまま少し先を直進(細い道を進む)します。50メートルくらい先で石段と石灯籠が見えてきます。
少し石段を上がっては平らになり、また石段になりを何度か繰り返して随身門を通ると、映画で有名な55段の幅広い石段が現れます。社殿はこの上にあります。石段は全部でざっと100段くらいだったかと思います🙂
【菅公腰掛岩への道】
この神社は鳥居より前に縁のものがあるために別に項目を設けます。鳥居より少し手前にこうした標柱が道端に立っています。
細い路地が右にあるので進みます。注連柱の左へ上に向かう道がありますがこれを進んではいけません。
注連柱の間を通ると左奥へ向かう道があります。この時期は草が伸びていましたが道はわかります。石垣の下に菅公腰掛岩があります。万一のためにダニ除けスプレーを靴やパンツに噴いておくと安心でしょう。
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最初どこかよくわからず近所の方に教えていただきました。ありがとうございました🙇♂️
【車椅子使用の方のための情報】
隣接する大山寺に車で上がれそうになく、御袖天満宮西側からも残念ですが無理だと思います😯
#犬がいたので西側へは近づいていないためにあくまでも想像です。
【境内の様子】
御袖天満宮社頭
御袖天満宮鳥居
随身門
映画で有名な石段
有名な石段を上から
拝殿正面(拝殿幕があるのは見ていてよい気分になれますね)
拝殿斜め
本殿(一部しか撮れません)
手水舎と御神木
境内(奥の掲示板に手書きの英文説明や催しもの案内等たくさん貼られています)
白太夫社
さすり牛
さすり牛解説板
桃咲稲荷神社
石段途中の梅の木になっていた実😃
【おまいりをおえて】
艮神社に比べると少し奥にあってわかりにくいせいか、御袖天満宮は参詣者がそこまで多くなくて落ち着いておまいりできる神社です。廃れているとかでなく、天神様だから受験シーズンにぐっと参詣者が増えて、終われば減るのかなと思っています。そうであれば春から夏が神社巡りの人には狙い目かもしれないです。
艮神社に比べると社殿周囲の気の鋭さはやや穏やかで緊張せずにお詣りできます。艮神社がちょっと普通でないだけで、御袖天満宮が何か劣るわけではありません🙂
御袖天満宮は上の境内そのものはそこまで大きなわけではありませんが、下の鳥居から石段参道を歩く間、徐々に神域感を強めていき、上がりきると完全に神域であることがよくわかります。気も目に入るものもそうです。
上がることに意識が集中しがちですけど、石段や玉垣、石垣も眺めながらゆっくり歩くといいです。
最後の55段の石段が急で少しきついです。上がって尾道の町を振り返ると遠くまで見えて(左右は狭いですけど)疲れもふきとびます😃 映画の舞台だと知っているとそうした喜びもあります。
天満宮らしく各所に梅が植えられていてまだ小さい実がなっていました。これで梅干しを作っておにぎり🍙をお供えできたらなあと思いながら写真を撮りました📷
菅公腰掛岩は奥へ入らないと見えにくいです。近所の方に教えてもらって場所がわかりました。生活の場に観光客がいることが当たり前だからか、親切に接してくれたおかげでお詣りがより楽しくなりました🙇♂️
いろいろな作品の舞台になった御袖天満宮は気の状態(バランスがいい?)が多くの人に優しいかなと感じたいい神社でした。
#例によってその時個人が感じたことで日が違えばまた印象は異なると思います。