8/30本殿の材質について一部訂正。
上のサイト(コーナー)が分かりやすいのでリンクさせてもらいます。
かつて深安神社めぐりという企画があり、今もその看板が残っているので順番にお詣りすることができます。いままで書いた神社巡り記事のいくつかはその二十六社の内のものでした。地図を見てどこへ行くか考えるのに疲れたのでこの中から行ったことのない神社を選んでお詣りすることにしました。緊急事態宣言解除までは観光地ど真ん中の神社は避けてひっそりお詣りしようと思います。
今日は三社お詣りのつもりでしたが、またまた山中の酷道へ誘い込まれて一時間ほどさまよった末に断念! もう山は嫌だと下りてきて向かったのがこの十三軒屋荒神社でした。深安神社めぐりの二番目です。
ネットで見て、なんか変な社だな(ものすごく失礼)と思いながら向かったのですが、お参りしていろいろと考えさせられたのでした。
目次
【御祭神】
火之加具土神
【十三軒屋荒神社への道】
国道486号と国道182号の交差点から西へ500mくらいの所にあります。フジグラン神辺から西へすぐです。神社は道の南側にあり、中央分離帯がある道なので下り車線を走ってください。すると前方にこんな公共施設の案内標識が見えてきます。
その手前に駐車場入り口があります。よく神社で見られる御影石の玉垣ではなく、白い防音壁のような感じのものがあります。
その切れ目から中に入ります。道ではないのでたぶん誰もここで曲がる車がいるとは思っていないはずです。合図は早めにして後続車や歩道を走る自転車に充分注意して曲がってください。
神社を過ぎて左折してまた左折すると神社の南側を通って社頭に出ます。鳥居横に門があって鍵はかかっていないから自分で開ければ中に入ることができるようです。
もし486号沿い駐車場に先客がいたらこちらから入らざるをえないと思います。お詣り以外の駐車禁止と書かれていますから、お詣りならとめてもいいのだと思います。これには電話番号がかかれていないので許可を求めることはできません。
【車椅子使用の方のための情報】
ここは拝殿横、社務所裏に駐車します。そこから拝殿前まで地面で完全に平です。拝殿正面に車椅子を横づけしたら鈴緒にも賽銭箱にも手が届くように思います。自分で歩ける人と同じようにお詣り可能な珍しい神社だと思います。道から鳥居をくぐって社殿まで行くこともできると思います。
【境内の様子】
十三軒屋荒神社社頭
ご由緒
折れ曲がって注連柱から拝殿を見る
拝殿二枚
本殿
【お詣りをおえて】
最初は変な本殿だなあ白いしと思っていました(神社関係の皆さま、すみません)。近くで見てコンクリート作りなのではと感じました。由緒を読んでなぜ木で普通に立て直さなかったのかわかりました(あくまで想像です)。おそらく戦後に火災で焼失して再建する時に、もう二度と火の神様の社を火で失わないようにと思われたのでしょう。それならこの状態に納得できます。
#床部分が一部欠けており、そこがコンクリートだったので社殿はそうなのだろうと思いました。本殿基部に上がって壁や柱を触って確認は恐れおおくてできません。もしかすると、木で作って何かで塗り固めている可能性もありますが素人でははっきりわかりません。最初にUPした時にはコンクリと断定した書き方でしたが床以外は確証がないために訂正しましたm(__)m
本殿以外にも拝殿屋根や手水舎や厠、社殿横の石灯籠など、定期的に改修されています。境内は住宅地の中にある公園のように見えないこともないです(写真は社殿横から離れて撮影)。
鳥居や灯籠や神社社殿が端になければそんな感じです。しかし、三百年以上地元の方を見守り続けた神社です。とても大事にされていて敬神の念を強く感じられます。
鳥居をくぐってすぐにとはなりませんが少し歩くうちに気が整ってくるのがわかります。社殿そばはきちんと良い気が放射しています。本殿横に立つと、大きく波打ちながらこちらへ来る気が感じられました。
拝殿正面、参道が直角に折れ曲がる所にある二本の樹がご神木なのかもしれません。たぶんご眷属はここで参拝者を見ているのでしょう。
火の神様ということで、女神様のように恋愛だとか商売繁盛だとか天神様の学業成就とかは専門外かもしれません。でも神様だから専門外でもなんとかできる力は当然お持ちです。何が御神徳かよりも足繁く通える方が大事です。この神社は体が不自由な人がお詣りしやすい(はず)です。熱心に信仰している人に不思議なことが起るのをよく見てきています。車椅子が必要な方は特に、そうでない人もおすすめします。
お詣りしやすく崇敬の念に支えられているいい神社でした。
#境内端っこから全景をと写真撮って下を見るとまたこれ。不思議です。