なんのことだ? と思われたことでしょう。神社は昔からあるから氏子が減ってもとりあえず社殿はそこにたっているだろうと、そうでない事態は普段意識しませんよね、たぶん。
今回は社殿が無くなった時の話です。
市内ではなく県内まで広げれば火事で焼け落ちたとか、裏山が崩れて全壊したとかの哀しいニュースを見つけることができると思います。
人の記憶は簡単に置き換わってしまいます。自分の氏神様の境内の様子を正確にイメージできますか? 細部までは難しいのではないでしょうか。
失われた社殿は映像、画像の中にだけ正確に存在できます。今神社巡り(御朱印巡り)で多くの人が神社の写真を撮っています。季節も様々、天候も時刻も同様。被写体として興味を持つ部分が人によって違うから意外なものまで記録されていることもあるでしょうね。
失われた神社をそっくり再建するのは大変な金額がかかって断念するケースは増える一方の予感。大きな社殿が小さな祠になっても、例えばバーチャルな世界では以前と変わらぬ姿で観られるようにできる可能性を残しておくことはできそうです。
神社関係者が数百枚かそれ以上の写真や動画を記録しておくことで、神社を心の中ではずっと未来までつないでいける気がします。
それに加えて最初に書いたようにお詣りした人の長年に渡る記録も有効に使えるはずです。
ここまで書いた意図は何だ? と思われたでしょう。答えは単純。写真撮影禁止にしないでこれからも敷地内で撮らせてください、どうかお願いします🙇♂️というだけの話でした😅
うちの産土様、撮られても恥ずかしくないようにもっと片づけて綺麗にしようっと。