ほわほわ神社生活

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神社が暮らしの中にあるおっさんのちょっとだけ変わった日常です。主に岡山県広島県の神社巡りをしています。神社巡りの記録や神社のことで思うことを書いています。

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吉備津神社(岡山県岡山市北区吉備津931)

備前国一宮に続いて備中国一宮にお詣り。二社お詣りする両参りしました。備中国の神社巡り記事はそこそこ書いてきて今頃一宮。普通はその国の一宮からお詣り記事を書くのでは? と思われるかもしれませんね。基本、妹基準? でお詣りしているのでこうなりました。

 

晴れの日に撮った写真を追加し、曇りの写真の一部を晴れの日のものに入れ替えます。

 

目次

 

【御祭神】

吉備津彦大神 外八柱の神

(↑案内板の記述より)

御友別命 仲彦命 千々速比売命 倭迹迹日百襲姫命 日子刺肩別命 

倭迹迹日稚屋媛命 日子寤間命 若日子建吉備津日子命

【御由緒】

縁起|吉備津神社とは|吉備津神社

とても古い神社のためにはっきりしたことはわからないそうです。大きく分けてこの地で暮らした子孫が神社を造ったという話と仁徳天皇がこの地に来られた時に命をお祀りしたという話が起源として伝わっていることが上の公式サイトのページに詳しく書かれています。

 

公式サイトは読んでいくとそこそこ時間がかかりますが、吉備津神社のことが詳しくわかりますからおすすめします。

 

a-wi.hatenablog.com

以前書いた縣主神社は大吉備津彦命の弟若建吉備津比古命の子孫が御祭神です。吉備津彦神社、吉備津神社、縣主神社、吉備津神社(備後)と巡れば一族の方々にご挨拶できます😃

 

吉備津神社への道】

国道180号吉備津神社前交差点を南へ曲がって200メートルほど進むと広い駐車場があります。充分な台数駐車できますから普段とめられないことはないと思います。

 

東の吉備津彦神社からは2.5キロほど離れています。走り出してからメーターを見たので正確ではありませんがだいたいそのくらいです😅

 

国道180号は参道を横切っています。本当は北へ200メートルほどの所に一の鳥居があるのですが歩いて写真を撮りに行けなかったのです(車は通行できます)。参道の松並木が見えるので曲がる場所はナビ無しでも全く問題ないと思います。駐車場から見た参道はこんな感じです。

吉備津彦神社同様にJR吉備線でも駅から10分たらずで着くようです。旅行者でレンタカーを借りなくても大丈夫な神社です。

 

【車椅子使用の方のための情報】

自動車参道は手水舎の左にあります。車のお祓いを受ける人もここを上がります)

よくあるご質問|吉備津神社

上の公式サイトの参拝についての二つ目の質問に回答があります🙂 車椅子使用の方が同時にある程度の人数(台数)までは駐車できそうでした。この日は平日でしたので、特別な日はどうかはわかりません。

 

回廊は長い坂道ですからここを使って本殿と下の境内社を行き来するのは介助者の体力的にも安全面からもおススメできません。本殿から回廊中ほどまでは急です。

#車椅子通行禁止かどうかは不明です。禁止の表示を見た覚えがないのですが、見落としただけかも知れないので。

 

本殿や授与所等、上の境内部分での用事が済んだら一度下の駐車場へ車で降りて、そこから麓西側にある境内社をまわるのがいいのではと思います。今回は御釜殿から西は都合でお詣りしていません。またおまいりしている方がいたために境内社前の状態を撮っていません。ですので、境内社ごとに詳しく可否を書くことはできません。

 

追記

えびす宮へは坂道? がありますが所々に段差が。というより坂に近い階段? のために車椅子では難しいと思います。岩山宮は石段です。回廊南端の境内社も難しそう。お稲荷様は社殿へは行けると思います。

 

吉備津神社は車椅子使用の方でも車でお詣りできる神社です。備中の国が誇る国宝の社殿をぜひ見ていただきたいです😁

 

 

【境内の様子】

吉備津神社社頭

矢置岩

矢置岩解説板

石段参道(個人名はわからなくしてあります)

石段上から随身門を

正面からだと奥まで写してしまうために拝殿(自由参拝する場所)を横から

吉備津神社本殿拝殿(国宝の比翼入母屋造 別名、吉備津造)を斜めから

同横から

中央部アップ

一童社(への階段上)から見た社殿

拝殿から回廊に向かう所の神馬像

回廊下り始め部分(写真の奥から急傾斜になります)

回廊途中のえびす宮

横から

えびす宮解説板(敬神の念は消えず)

回廊中ほどから見える岩山宮鳥居(賽銭箱は回廊にあります)

回廊が下におりた箇所を遠くから

御竈殿手前から本殿を

御竈殿(鳴釜神事の場所です)

御竈殿解説板

御竈殿より南にある三社宮

御竈殿そばの手水舎と鳥居

神池(先日はただの池でこの時は噴水😃と宇賀神社(稲荷神社です)

同横から

宇賀神社社殿

 

【おまいりをおえて】

長い松並木が続くのを見ると吉備津様に来たなあと笑顔になります。今回のお詣りでは西端(全体の1/4くらい)はまわっていません。吉備津彦神社から吉備津神社に来た頃から空がぐっと暗くなってきて、大祓詞奏上後本殿拝殿の横まで戻ったところで雨がぽつぽつと降り始めたのです。雨がやむように吉備津彦命と高龗神様にお願いしたらその後持ち直しました😮😂

#後日再訪して一部写真を撮りました。

 

祝詞後の雨というのはなかなかいいものです。土砂降りでなければ気分は悪くなりませんね。清めの雨と言われたりしますが今回はそう思って、以後楽しくおまいりを続けました。おまいり後車で神社を出てすぐ降ってきて、タイミングの良さに感謝でした。

 

自由参拝時に大祓歌詞等の祝詞奏上する方はこちらでは迷惑になると思います。拝殿の石段を上がった先はそんなに広くはありません。数名がおまいりしていると下で皆さん待たれていました。一番上は厚板が敷かれています。ここは土足か靴を脱ぐのか久しぶりでわからず巫女さんにたずねて靴で上がりました。なお、カップ酒は横に手荷物を置く台がありましたのでこちらにおまいり中置きました。

 

祝詞は境内のどこでもいいので他の方の邪魔にならない所で小声で短時間でしましょう。

#普通の日曜日の昼過ぎに100台くらい駐車😲 やはり拝殿付近は迷惑になりそうに思いました。

 

宇賀神社社殿で白く消してある所は元は白い作務衣の男性が掃除後に一礼している姿です。そうしたものこそ多くの人に見てもらうべきものだと思いますが、個人は姿も名前もネットにさらさないようにしているため、残念ですがそうしています😔

#写真を後日再訪した時のものに入れ替えたので上の写真はもうありません。

 

ここから上記のことと見事に反対のことを書きましょう。今回、雨がまた降る前に写真をと思って境内社ひとつひとつに丁寧におまいりせずに撮っていたのです。それに対して、撮影などせずにひとつひとつ丁寧に時間をかけて祈っている夫婦らしき人達が目の前に。非常に美しい所作でした。恥ずかしくてさっと距離をとってまわりました😖

 

小さな神社ではきちんとおまいり後に写真を撮らせてもらっています。ここのような広い境内を持つ神社(しかも高低差あり)だとつい撮る方に気持ちが傾いていることがあります。少し反省しろという吉備津様からのお言葉かもしれません。こんな恥ずかしいことは皆さんはしないでください😞

 

雨も気になるし、足も限界に来ていたので普段のように境内各所で気の違いを感じてみようとする元気はなかったです。お詣りは何事も余裕をもってしたいですね。吉備津彦神社と吉備津神社、近くにあって御祭神も同じですが境内の気はかなり違います。この違いを感じるためにも両参りはいいですね。

 

有名な神社だとか、パワースポットだと浮かれがちな参詣者も、気をつければ様々なことを学べる例に私がなりました。吉備津神社は清々しい力に満ちた備中国が誇るいい神社でした。