ほわほわ神社生活

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神社が暮らしの中にあるおっさんのちょっとだけ変わった日常です。主に岡山県広島県の神社巡りをしています。神社巡りの記録や神社のことで思うことを書いています。

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伊射奈美神社(徳島県美馬市美馬町中鳥338)

記紀神話の神の名がついた神社は各地にあります。ですが、イザナミの名を掲げる式内社は徳島にしかないそうです(日本一社)。吉野川沿いにあってお詣りが楽なこともありこちらにお詣りしました。

 

目次

 

【御祭神】

伊邪那美尊 速玉之男神 事解男命

合祀された神々:天照大神 素戔嗚尊 大山祇命神 猿田彦大神

【御由緒】

伊射奈美神社 - 【美馬市】観光サイト

中鳥島 (徳島県) - Wikipedia

上の美馬市の観光情報ページに詳しく書かれています。動画も同ページで観ることができます。下のはかつて神社があった場所について書かれています。

 

御由緒は手水舎横の記念碑に詳しく刻まれていますが、参道入り口にはイラストを使った由緒看板があります。

【伊射奈美神社への道】

徳島県道12号から南の吉野川そばへ向かうとあります。曲がる所の説明が難しく道も少し細いようなので、東から来た場合は遠回りになりますが、美馬町中通交差点を右折して県道127号を南へ向かった方がいいと思います。青石橋の手前で右折して西へ進むと1.3キロくらいで土手の右へおりていく細い道があるのでこちらへ。水辺の楽校の白い案内標識があるのでナビ無しでもわかりやすいです。

曲がった先に駐車場があります。十数台はとめられそうでした。

 

前記事の稲荷神社からは川の南を走る国道192号を東へ進み、青石橋を渡ってすぐに左へ曲がって土手の上の広い道を走ります。1.5キロほどで神社横の駐車場に着きます。私はこのルートでお詣りしました。わかりやすく広い道で続いてのお詣りではこれが一番楽だと思います。

【👨‍🦽車椅子使用の方のための情報】

横にある駐車場から境内までは舗装されているので濡れている時もぬかるみを気にすることなく神社へ向えそうです。

石段を上がるのですが、鳥居の右横に坂があってこちらを進めます。と、書きたいところですけど、ここにはチェーンが張られています。写真は上から見たものです。

試しに持ち上げてみると下をくぐれるくらいの高さになりました。許可を貰うことができればこちらからお詣りできるかもしれません。

 

境内は平らに整えられています。境内に入れたらお詣りは特に問題なくできると思います🙂

 

 

【境内の様子】

伊射奈美神社遠景

伊射奈美神社社頭

手水舎

手水舎にある解説板

拝殿前から鳥居の方を

拝殿正面

拝殿斜めから

本殿

社殿全景(斜め後ろから)

境内社(加門神社、掃部神社そして初代中島城主浅野但馬守の墓)

狛犬(鳥居前)

狛犬(鳥居の後ろの四体)

境内の木にお守り?

 

【おまいりをおえて】

御由緒のリンク先を読めばわかるように、神社の歴史上は少し前に南の小島から遷座した神社です。綺麗に整えられた新しい神社と式内社(論社)の古さのギャップが楽しいです。伝承が正しければぎりぎり紀元前? 

 

境内は砂利がしかれて特に水分が多い感じではありませんが、周囲よりも空気が澄んで涼しく感じます。本殿そばにいると常に放射しているものによってかなりじんじんと体表が痺れるような感じになりました。いい意味で予想は裏切られました😮

#耳タコ。個人の勝手な感想です。あくまでもその時の感覚を書いています。これが他の方にもそうかはわかりません。

 

田舎に住んでいると、自然の力の強い境内地とそうでない所の差を感じることもそこそこあります。新しく整えられた神社のエネルギー(それっぽく波動としておきましょうか)を先入観なく感じることができるのは、田舎に住んでいる人間よりビルの谷間に神社が多い東京の人達の方かもしれませんね。

 

左側の境内社内に加門と掃部の二行に分かれて刻まれ、その下に神社の二文字。なので別の神社かなと思って写真の所には書きました。それとも加門掃部神社なのか。少し調べただけだと、どちらかはわかりませんでした。

 

最後の写真にあるように、なぜか御守りが木にぶら下がっています。数がそれほどないので、そうした信仰があるというよりもどなたかがかけていったものかと思いました。誰が始めたのかわからないがいつの間にかそこだけの風習のようになった例があります。ちょっと興味深くて暫く見ていました🙂

 

伊射奈美神社は遷座によって昔の面影はなくなったとしても、新たな地でしっかりと守られ、今も日々歴史を積み重ねている綺麗ないい神社でした。