ほわほわ神社生活

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神社が暮らしの中にあるおっさんのちょっとだけ変わった日常です。主に岡山県広島県の神社巡りをしています。神社巡りの記録や神社のことで思うことを書いています。

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伊加々志神社(徳島県吉野川市川島町桑村1635)

西から徳島市へ向けて吉野川沿いの神社を巡る1日目。こちらは御祭神が初めての方々なのでまた一歩古事記の世界に近づけると喜んでお詣りしました。

 

目次

 

【御祭神】

伊加賀色許売命 伊加賀色許雄命 天照大御神 事代主大神

【御由緒】

伊加加志神社 - Wikipedia

境内由緒看板

【伊加々志神社への道】

国道192号から川島町体育館と吉野川市川島支所の間を通る道に入って南へ約600メートルほどの所で右折します。住宅の並ぶ生活道路の300メートル先にある長楽寺を目指します。

 

長楽寺の横を上がってからの道は細いです。道は上へ延びているのですが、その日は雨で太い枝や葉っぱが散乱していたのと急坂なこともあってやむなく鳥居のそばにとめました。

が、そこは少しだけ傾いている土地なので、実際にはそうならなくても横転の恐怖を感じました😱 駐車はやめた方がいいです。

 

自動車参道? は細いです。ミニバンクラスでも通れるように思いましたが、風雨の強い日の後は散乱した太い枝等によって走れる幅がより狭くなりますから、もし複数台所有なら軽自動車かコンパクトカーがいいと思います。

100メートルほど上がった左側奥に平らな土地が広がっていました。下の写真には車が通っている轍がありますね。

当日私が見る限り、進入禁止(駐車禁止)の看板や車止めはなかったので、こちらの空きスペースが駐車場なのだろうと思いました。

【👩‍🦽車椅子使用の方のための情報】

横の道を上がって上の境内に駐車したらそこからは段差のない固くしまった土地なので車椅子で移動困難なことはないでしょう。

 

境内社は地面からの台座に外宮が固定されているタイプです。前まで行ってお詣りできます。

 

 

【境内の様子】

参道入り口

社殿へ

拝殿前から石段の方を

拝殿正面

拝殿斜めから

本殿

社殿全景

手水舎と境内社

自動車参道? から入った所にある境内社

地神塔(五角柱)の一番下の台座も五角形なのは珍しいと思います。

常夜灯(かなりの高さです)

二の鳥居の扁額

石段上の狛犬

 

【おまいりをおえて】

駐車でちょっと恐い思いをしましたが自動車参道? で上に進めばきっと大丈夫なはず。こうしたことはストリートビューで予行演習後でも違和感となります。無い場合はさらに大きなことに。というわけでいつもびびりまくりな様子を書いています😅

 

車から離れてお詣りを開始すると長い石段のある村の神社と言った感じです。社殿も他と全く違うこともなかったです。元は少し北にあったというのは航空写真を見るとここから北の吉野川までが低地なため、こちらの山が洪水被害を避けるため選ばれたのだなと思えます。

 

こちらの神社は御祭神が他所ではあまり祀られていないだろうという点で特殊です。神武天皇は初代だから少しでも神話や歴史に興味があれば知っている天皇でしょう。その次から暫くの間は欠史八代で実在は神武天皇以上に疑われています。こちらの御祭神はそうした時代の皇族(開化天皇妃とその弟)ですから、神代から人の世になっても遠く離れた存在には変わりありません。

 

祀ると存在はあり続けることが可能になります。祭祀の身近な時代(記紀神話の時代)にそうされたのなら、今でも祭神としての務めを果たされていることはありえます。仮に違っていても、その役割の存在がおられるのは間違いないでしょう。参詣者には実在したかしないかは(わかりませんから)問題にはならないのです。

 

こちらにそうした存在がおられたのかは当日の私にはわかりませんでした。ただ、境内は本当に柔らかな気が包んでいて、ふわふわでした😊 これは石段を鳥居をくぐって進むのにつれてじわじわとそうなっていった覚えがあります。本殿付近でゆっくりしたかったのですけど、当日は雨が降ったりやんだりで、お詣り中に少しだけ強くなってきたところでした。だから、雨でもお詣りして気持ちいい神社だなとしかわからないのです。

 

写真は有りませんが、境内(石段参道や社殿周囲)は落ち葉が掃除されて充分に綺麗でした。また、カップ酒も境内社に供えられていました。歩いて上がると石段がそこそこキツイ感じですが、信仰(大事なこと)は代々きちんと受け継がれているのでしょう。

 

伊加々志神社は御祭神に気がつかないと山によくある神社だと思うかもしれませんが、とても柔らかな気に何か違いを感じられる綺麗ないい神社でした。