徳島市へ入る前に一社お詣りしたいと探して決めたのがこちらの”たけみなとみじんじゃ”でした。名前からだと分かりにくいと思いますが、こちらはいわゆる諏訪神社(のひとつ)になります。ただし、他の諏訪神社とは違う点がひとつあって、それが神社間の距離以外でお詣りを決めた理由になりました。
目次
【御祭神】
【御由緒】
境内の御由緒碑(見やすいように多少調整しています)
【多祁御奈刀弥神社への道】
国道318号(国道192号から路線名が変わります。徳島は重複が多いなと思いました)を吉野川市街地から徳島へ向かって走っていると市瀬橋を渡った後(あまり橋らしくないのでただの道に見えます)本当に真っすぐな道を1キロも走らないうちに石井町に入ります。そこからさらに1キロちょっと走ったら歩道橋があってその下を左折しました。
すれ違える生活道路なのでそのまま道なりに進みます。100メートルほどで自然に左へカーブ。また100メートルも走ると右に鳥居があります。
鳥居を抜けて直線を突きあたりまで走ります。境内入り口左側に舗装された場所があり、これが駐車場でしょう。コンクリ舗装部分に4台くらいとめられそうでした。
#例えばグーグルマップだとこの辺りは国道318号となっているのですけど、実際には国道192号の青い逆三角形の表示が陸橋にはあります。今回の旅で少々混乱したのがこの重複区間の問題です。これは事前にしっかり頭に叩き込んでおくしかないでしょう。この旅は急だったので準備不足でした。
【👨🦽車椅子使用の方のための情報】
境内には大きな段差はありません。拝殿前は一段高くなっているので無理に鈴緒をふろうとしなければ手前までになると思います。拝殿への1メートルの遠近や自分で鈴を鳴らしたかどうかなど大きな問題ではないですから。
境内社も御神木の楠も前に段差がないので行けます。この神社は車椅子の方がお詣りするのは楽な神社でしょう。
【境内の様子】
多祁御奈刀弥神社一の鳥居(神社の200メートル以上手前にあります)
多祁御奈刀弥神社社頭(鳥居の扁額の巨大さが目立ちます)
拝殿正面
拝殿斜めから
本殿
本殿横から見る境内
社殿横から境内入り口を
境内社(嘉道神社)
境内右側にある境内社群
地神塔
御神木
力石の由緒碑
鳥居横左右の社号標に常夜灯、そして神像
神像拡大(門が無く外にある像は他では見ないものだと思います)
狛犬(拝殿前)
顔が枝で隠れているのでアップで
二の鳥居の扁額
【おまいりをおえて】
御由緒でわかるように、こちらの多祁御奈刀弥神社は元諏訪と社伝にあるそうです。元伊勢はかなりの数各地にありますが、元諏訪は聞かないのではないでしょうか。多くの方が考察されていて、ただお詣りするだけでなく前後に楽しみがある所です。
お詣りをしようとした人が足をとめてじっと見るのは鳥居左右にある像でしょう。御祭神の姿(男女)かなと思いましたけど、一目でわかるような違いは? 随身像の櫛石窓神や豊石窓神にしては弓矢を持っていないし、年齢差もないように見えます。不思議な像です。
注連柱の注連縄は複雑なものでこうしたものを見ていると拝殿に行けませんね😅 拝殿のものはシンプルな注連縄だけに、この注連縄の意味が気になりますね。中央にあるのは稲わらで鎌を表現しているのでしょう。
古社らしい御神木はその年齢を感じさせるものでした。できればこれからも境内の守りとして青々とした葉をしげらせてほしいものです😌
神社の力石は氏子が競うものですが、御神木の元にある石は神話に由来するものです。それほど広くはない境内もひとつひとつ見ていくと時間がかかりました。
いつもの神域のアレです。二の鳥居をくぐり、手水舎から歩き出すとすっと軽くなります。本殿のそばに来ると常にゆっくり何かがふいてくるような感じでした。どんよりの天気ではなく晴れた朝はどうなのかと期待してしまいます😃
#その時の個人の感想です。他の方は全く違うかもしれません。境内で感じるものはどこも同じではないくらいに思ってください。
多祁御奈刀弥神社は広い国道から少し離れた静かな住宅地にある、古社を感じさせる綺麗ないい神社でした。