出雲神話と呼ばれていても現在の出雲市だけが舞台ではなく、もっと広範囲に国津神の物語は広がっています。大穴牟遅神と結婚した八上比売を祀るのがこちらの賣沼(めぬま)神社です。
目次
【御祭神】
#ほぼ女神の社です。
【御由緒】
由緒看板
#駐車場にもイラストを使った説明の看板がありますのでお詣り時には読んでから境内へ向かうことをおすすめします。
【賣沼神社への道】
国道53号から河原橋東交差点を曲がって橋を渡ったらすぐ左折して千代川に沿って約1.5キロで着きます。県道は195号と196号です。最初の分岐で左側(195号)を走り、次はそのまま真っすぐ走ります(196号)。住宅の間を走るようになったら400メートルくらいで神社です。
神社の鳥居が見えたら手前(左側)に広い駐車場があります。風の強い日はゆっくり走らないと土埃がすごいので他にどなたかいる時は気をつけてください。
【👨🦽車椅子使用の方のための情報】
上記の広い駐車場から鳥居をくぐって進む参道は舗装されていて段差はありません。社務所を過ぎて右に折れてからは砕石が敷かれた参道になっています。進みにくければ横は固い地面ですから横を進めば楽だと思います🙂
お詣りから時間が経って写真を見たのですが、社殿のある一段高い土地へのルートが写っていませんでした。車椅子で通れる道があれば必ず撮っているので、石段だけだったようです。他の方の写真もできるだけ見てみましたけど坂道は見つからずでした。
断言できませんが、社殿の下から仰ぎ見る形でのお詣りになると思います。
拝殿前にいる狛ちゃんにご挨拶してほしいのですが難しいでしょう😔
拝殿前に行けなかったとしても、境内や公園の像など見られるものもありますし、神話を想うためにお詣りされるのはいいと思います🙂
【境内の様子】
賣沼神社社頭(一の鳥居と社号標)
二の鳥居
参道を拝殿前から
拝殿へ
拝殿正面
本殿
社殿全景1
社殿全景2
本殿横から
社殿横から川に降りることができます
対岸から見る売沼神社社叢
境内社(社殿向かって左側のこちらは稲荷神社だったかと)
境内社(社殿向かって右側が県神社庁ページにある熊野神社でしょう)
御神木
狛犬(石段上)
狛犬(拝殿前)
顔をアップで😄
歌碑
歌碑の説明板
八上姫公園の碑のひとつ
公園の大穴牟遅神と八上姫の像
【おまいりをおえて】
古事記の中でヤマタノオロチ退治から続く国津神の物語に登場する八上比売。比売の社があると知ってずっとお詣りしたいと思っていました。
実際に車で向かうと道は広いし駐車場も広いし、覚悟しないでお詣りできるので、鳥取に行く人におススメできるなと思えました。
一の鳥居からわずかに変化した境内の気は二の鳥居をくぐった少し先でふわりと降りてくるような気持ちの良いものになりました。
本殿そばにいると速い周期で周囲に放射しているものがありました。特に本殿裏辺りはとても澄んでいてしばらくそのまま立っていました。
#あくまでも個人がその時感じたことにすぎません。他の方とは違うと思います。境内の気は一様ではないのだな程度に思ってください。
写真でわかるように、川と充分な社叢の両方から良い場として機能している境内です。掃除もきちんとされていて人の想いも神社から離れてはいませんから、安心してお詣りできます。
狛ちゃんがこんな犬いるよね(顔や大きさの点で)といった感じで自然と笑顔になれます😁 おかげでいい笑顔で拝殿前で自由参拝できました。
神話上、多くの男神の中から誠実な男神を見抜いた女神様です。そうした人、そして想いには耳を傾けてくださると思います。今はそうでない(と自身で思った)人もお詣りを機にそうなるように努力すればいいのだと思います😌 自身を変えるのは難しいことですが、神社がその助けになれば先人も現在神社を護っている方も喜ばれるでしょう。
賣沼神社は白兎神社とともに神話を感じたい方におすすめの、優しい気に満ちた綺麗ないい神社でした。