国道181号沿いに社叢がある分かりやすさからこちらの根雨神社を選びました。道が分かりやすい以外の理由でお詣りをおすすめしたい神社となりました。
目次
【御祭神】
素盞嗚尊 誉田別命 息長足姫命 武内宿禰命 倉稲魂命 大山祇命
高靇命 八衢命 事代主命 瀬織津姫命 猿田彦命 大物主命 菅原道真公
天之冬衣命 刺國若比賣命 蛤貝比賣命 蚶貝比賣命
#天之冬衣命と刺國若比賣命は神話では夫婦神で大穴牟遅神の両親です。
【御由緒】
上の国立国会図書館デジタルコレクションで”鳥取県神社誌 根雨神社”で検索されると興味深い文を読むことができます🙂
【根雨神社への道】
国道181号、根雨の市街地から横へ入った川沿いにあります。181号を北から来た場合は大きな案内標識がある根雨橋を渡るとすぐに左へ曲がります。南からだと野田橋交差点を右折します。交差点を曲がって一時停止したら左へ進むと鳥居が見えます😃
神社の石燈篭から橋のたもとにかけて、隅に遊具がひとつ置いてある小さな公園のような場所があります。神社境内を子供の遊び場として遊具が置いてある神社がたまにあります。そうしたものだろうと思い、駐車禁止の看板がないので今回こちらにとめてお詣りしました。
国道から折れてすぐですし境内に接する道は二つということで、各社ナビで問題なく来ることが出来ると思います。
【👨🦽車椅子使用の方のための情報】
残念ながら私が見た限り石段以外に社殿へ行くルートはないようでした。川沿いの丘にあって深い社叢に囲まれています。社殿そばから下を見た写真を貼ります。川から社殿まではそこそこ高さがありました。
石段も数十段あるので、おんぶしてもらうことも難しいでしょう。下から遥拝するしかないと思います😯
【境内の様子】
根雨神社社頭
石段参道
参道上から一の鳥居を
二の鳥居裏側から
随身門
拝殿前から随身門を
拝殿正面
拝殿斜めから
本殿
社殿横の様子(拝殿から本殿へ)
社殿横の様子(本殿から拝殿)
境内社(疫神社)
本殿裏の岩の辺り
随身門大臣像の代わりの御幣
狛犬(一の鳥居横)
狛犬(二の鳥居横)
狛犬(拝殿下)
【おまいりをおえて】
疲労と早く帰宅しないと日が暮れるためにメモを全くとっておらず、記憶に頼ろうとするもいろいろ上書きされているようなのではっきり覚えていること以外は書かないことにします。
川沿いに長めの境内で、石段を上がったら参道は90度右へ折れています。社殿を目指している時には気がつきにくいですが、狛犬と石燈篭が多い神社です。いくつかの神社を合わせていることから、そうした神社の物がこちらに集まったのではないかと思います。
今回、日帰りで十社という無謀なお詣りでした。その間思ったのは古い狛犬の顔が欠けていて全体的に表面も削れていることでした。山陽側ではそこまでいたみが激しくないので、これは石の違いによるものか積雪の違いによるかなのでしょう。
こちらの根雨神社も含め、そうした古い狛犬を見ると次へたすきを渡していくのもその国に生まれた(器を用意してもらった)者が考えることのひとつと感じます🙂
#古事記で土地がどう作られたのかを考える契機の話をしています。
一番高い所にある社殿は玉垣で囲まれていて砂利が敷かれています。この中は非常に澄んでいて気温がぐっと下がったのかと思うほどでした。本殿裏に回った時に細かいことは忘れてしまうことがありました。
根雨神社本殿裏玉垣の外に大きな岩があります。影面岩というそうです。こちらの前、つまり本殿と岩の間に立っていると非常に強い圧迫感に思わず息をとめて見つめていたような覚えがあります😮
拝殿前で普通におまいりして帰っていたら知らないままだったはず。いつも本殿の近くまで行くのが当たり前になっていて良かったなと思います😁
根雨神社社叢は天然記念物です。こうした多種の樹々による社叢が残されていることは貴重な経験になるので、一度お詣りされるとよいかもしれません。
#複雑な気を感じるのに慣れるとそれを日常生活で役にたつようにもできますので。
根雨神社は自然物と神(土地の自然霊)との関係が現代もまだ完全に失われていないことを知ることができ、日本人がどうあらねばならぬのか、ここらで再構築しないといけないのではと考えさせられた綺麗ないい神社でした。
#どうせ高龗神や瀬織津姫の名があるので決めたのだろう? と思われた方、素晴らしい。半分正解です😅