名前が気になるかと思えば、次は御祭神様が気になって神社を選ぶ。男神ばかりの社の次はやっぱり女神様のおられる社に😅
#ある程度の範囲で偏らないようにとは思うのですけど、なぜかこうなるのです。
目次
【御祭神】
大名牟遅命 玉比女命 大物主命
【御由緒】

上の写真は社頭にある由緒看板です。
下の二つは奥出雲町サイト内のページで、上のリンク先で紹介されている遺産認定No7が大原神社です。最後のリンクは大原神社について書かれたpdfへのリンクがあります。
【大原神社への道】
国道432号から細い阿井川を挟んだ北側が社頭です。北の三成からだと約8キロ、南の広島との県境からは約10キロです。
北からは国道314号がJR出雲三成駅の東で分かれて国道432号になります。大きな青い案内標識があるので道を間違えることはないでしょう。314号をどちらから来ても、斐伊川を橋で渡ってからは道なりです。いったん432号は山の中を走ります。それが開けた所になったら1キロ少々で神社の南付近です。
南からは山の中の道です。それが左右に田んぼが広がった所からそう距離はありません。ナビのセットがまだの人はこの辺りですれば間に合います。
大原神社社頭付近には参詣者用駐車場と示された場所はありません。石灯籠が川のそばに立っている所は舗装されています。神社ではなく関係者の土地だと聞きました。神社によっては、参詣者が知らずにとめても黙認されることはありますが、そうした場合でもそこをその時使う予定があると問題になると思います。
自動車参道があるので境内に入った辺りにとめていったん鳥居まで戻ってからお詣りすればよいのでしょうか。自動車参道入り口には関係者以外通行禁止の札や車止めはなかったです。
#境内には一般車両が入らないのが常識と思っている関係者が車止めの措置をしていないのか、それとも歩くのが難しい人のことを考えて開放しているのかが不明なのです、何らかの掲示物が無いと。あちこちの神社をお詣りしていて、現地についてからここが一番悩むところです😔
【👩🦽車椅子使用の方のための情報】
自動車参道があるので上まで車で行くことは、他所からの参詣者が通っていいならば可能でしょう。分かれてからは細い道です。写真右に細く見える道(実際は広い道)は神社社頭から150メートルくらい西へ進んだ辺りです。

50メートルくらい先で二の鳥居のある段とさらに上の社殿とに道が分かれます。

二の鳥居前

山の中にしては広い土地なので、社殿のある場所は車椅子を安全に降ろせるスペースはあります。

ですが、ある理由で自由に上がることは避けた方がいいと思います。

近所の方の話では昔クマ🐻が出たのだそうです。どうやらハチの巣目当てらしいと。そのためでしょう、ハチのトラップがたくさん仕掛けられていました。今はクマは出ていないようなのでむやみに恐れることはないでしょうけど、もしたまたま出くわしてしまったら車椅子では危険かと。
事前に上まで車での参詣になる許可を得て、多人数でのお詣りがよいのではと思います。これは歩ける人も注意するのは同じでしょう。
連絡先はネットで調べるとのっています。
【境内の様子】
大原神社一の鳥居

随身門

拝殿へ

拝殿前から参道を

拝殿

本殿

社殿全景


御仮殿

楠公神社

アップで

一の鳥居の向かって右側にあります

ご神木

手水鉢(下の道のそばにあります)

石灯籠(神社前の道を挟んだ所にあります)

随身像

狛犬(石段参道を上がった所に)

【おまいりをおえて】
この場所に遷座したのは江戸時代初めでも、出雲国風土記に書かれている古社です。郷社だったのも納得です。御祭神にまつわる古い話が今も失われていないのは素晴らしいことですね😃
かなり長めの参道(途中の写真がないためにそうは思えないかもしれませんけど)を歩いて随身門を過ぎると山の神社だなと納得の感じに周囲の空気が変わるのがわかります。
本殿の周囲を歩いてちょっと立ち止まってみました。その一帯はうねるような力を感じました。
#いつも書いていますがあくまでもその時の個人の感想にすぎないもので、そうした気の保証はできません。境内は外とはやはり違うのだなと思っていただけるとありがたいです。
大原神社本殿はかなり大きめな大社造です。それ単体でもなかなか見事なものだと思いますが、拝殿も直線(平面)で構成されていて、両者を一つにした眺めはさらに美しく見えます(個人の感想です)。派手な宮彫りが無いのも落ち着いた美しさの理由でしょう😊
忠臣大楠公は戦後、人々の意識の上では歴史上の人物である楠木正成という武将へと大きく変化したと思います。今も祀る小さな社が残っているとは思いませんでした。私の住む辺りでは見たことが無く、思わぬ機会に感謝して頭を下げました。
大原神社は奥出雲の歴史を感じられる豊かな社叢に囲まれた綺麗ないい神社でした。