ほわほわ神社生活

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神社が暮らしの中にあるおっさんのちょっとだけ変わった日常です。主に岡山県広島県の神社巡りをしています。神社巡りの記録や神社のことで思うことを書いています。

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松村神社(岡山県和気郡和気町田原下1363)

和気町の神社では和気清麻呂公を祀る和気神社が有名だと思います。今回はその近くにある山の神社へお詣りです。

 

目次

 

【御祭神】

松村神

#下の岡山県神社庁の松村神社のページに飛松八幡宮と称したことが書かれているので、八幡神も祀っていたようですね。

【御由緒】

 

松村神社|岡山県神社検索|岡山県神社庁

 

【松村神社への道】

備前(JR伊部駅の東)から北へ国道374号を走り、和気市街地を抜けて吉井川を渡ります。そのまましばらく走って青い案内標識がある橋を左折して渡ります。県道96号が橋を渡ってまっすぐ延びた先で緩やかに左に曲がりますが、ここを右折して数分走るとヤクルト和気工場が見えてきます。曲がってこの横を進みます。数百メートル直進後県道417号にぶつかるのでそのまま直進して川沿いの車一台走れる道を進んで行きます。

 

この辺りからは住宅の間の細い道を走って神社を目指します。とにかく目の前に見える山の麓へ行けばいいです。大事なことは神社への道は最後に未舗装路になる点です。民家の間を通り抜けるとすぐ左側に車一台なんとか通れる幅の道があります。50メートル足らずで参道途中に出ます。下の写真は正面参道と交差した辺りから入り口を見たものです。

鳥居から随身門までの土地が広くなっていて近所の方の話ではこの辺りに駐車してお詣りして大丈夫だそうです。

文章にすると大変ですが、ナビがなんとか神社参道付近まで連れて行ってくれるのではと思います。ポイントは他の道を通る時もヤクルト和気工場付近まで来ることです。そこからは1キロもありません。

 

【👨‍🦽車椅子使用の方のための情報】

正面参道途中の幅は5メートル以上あったでしょうか。車椅子を降ろすには充分だと思います。通ってきた道はそのまま進むと緩やかに右に曲がって社殿まで延びています。

未舗装で多少の凸凹はありますが、押してもらって上がれないような急坂ではありません。

ただ、介助者は落ち葉で足を滑らせないように一歩一歩気をつける必要はあるでしょう。

 

拝殿前の参道は10センチ程度石で高くなっています。また、拝殿前向拝基部はさらに20センチくらい高くなっています。上がれないことはない気がしますが、無理はしないでください。

車椅子でもお詣りは難しくない神社だと思います。

 

 

【境内の様子】

松村神社鳥居

随身

石段参道

石段上から

拝殿(石段から)

拝殿

 

本殿

社殿全景

境内社(稲荷神社と岡山県神社誌に記載あり)

備前焼狛犬(一宮クラスの神社を除くとかなり大きいです)

随身門左右大臣

本殿の龍の彫刻

彫刻説明文(写真のままでは読みにくいので前半部分をそのまま書かせていただきますm(__)m)

”子育てのママ龍?

本殿東側を守護する青龍。何か小動物をくわえて遊んでいる

ような極めて珍しい龍の彫物です。これが何なのか、何を意

図するものなのか等、記録がないのでわかりませんが、想像

を膨らませてみるのも面白いと思います。”

ここまでが説明文の前半です。

地元の方々は子供をあやす母親と思っておられるようです。全文は神社にお詣りした時に読んでみてください🙂

 

【おまいりをおえて】

人が住む辺りから少し山へ入っただけですが随分奥へ入ったような気がする神社です。暑い日でセミの声が響いていました。

 

車をとめて随身門をくぐるとすぐに備前焼狛犬が迎えてくれます😃 やはり備前和気の神社巡りは備前焼狛犬を見るのが楽しみですね。

 

稲荷神社に鳥の巣箱みたいな小さい祠がいくつかありますね。他の地方では石祠になるものが備中備後辺りは瓦が祠になったような小さなものが多いのです。調べてみると瓦質祠という名前のようです。ほぼ西日本の祠の形とのこと。私は神社や地域の屋敷神で見慣れていますが、東日本の人だと写真で見るだけだろうと思ったのでこの機会に書いてみました。

 

随身門から先はゆったりとした境内です。これは自分の周りの空気感についてです。細かいところはメモの後半部分が保存されておらず覚えていません😫 湿度の高めな土地らしいこともあってか、ものすごく軽いという感じではないですが、がさがさする感じは全くなかったです。変な言いかたかもしれませんが、山に入ったなと感じたように思います。

 

本殿横に立っていると、わずかに揺れながらゆっくりとふき下ろしてくるような力を感じます。

#いつも書いていることですけど、あくまでその時の個人の感想です。他の日では違うかもしれませんし、他の方は違う感じではないかと。

 

参道を見るとわかるように、その部分は落ち葉がほとんどありません。また境内社が新しくなっているように、氏子の方々の信仰心がきちんとあるのが参詣者にわかるから、おまいりする時に自然に敬意が湧いてきます。御朱印をそこでいただけるわけではない田舎の神社はどうしてもネット上では写真や参拝記も少なく隅に追いやられている感じです。でも、形のない心の御朱印帳にその地の人の信仰心を一枚また一枚と書いていくのは大切なことではないかと私はいつも思うのです🙂

 

松村神社は案内看板がなく、やってくるのは少しだけ苦労するかもしれませんが、氏子に守られた綺麗ないい神社でした。