ほわほわ神社生活

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神社が暮らしの中にあるおっさんのちょっとだけ変わった日常です。主に岡山県広島県の神社巡りをしています。神社巡りの記録や神社のことで思うことを書いています。

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和氣神社(岡山県和気郡和気町藤野138)

和気町の神社ですぐに名前が挙がるのがこちらの和氣神社(以後記事内では和気で)だろうと思います。和気清麻呂公は奈良から平安への歴史で必ず名を目にする人物でしょう。吉備国では吉備真備公と和気清麻呂公が有名です。雨が心配でしたが人も少ないだろうと出かけました。

 

目次

 

【御祭神】

鐸石別命 弟彦王命 佐波良神 伎波豆命 宿奈命 乎麻呂命 清麻呂命 広虫姫命

応神天皇(相殿:境内由緒看板祭神の項目より)

応神天皇以外の神々は岡山県神社庁和気神社ページより。

御祭神の中では清麻呂公と姉の広虫姫がよく知られているようです。

 

【御由緒】

岡山県和気郡和気町で御祈祷なら - 和気神社

和氣神社|岡山県神社検索|岡山県神社庁

#最初は公式サイト

境内の由緒看板

 

和気神社への道】

東西は国道2号、南北は国道374号が近くを通っています。東からだと岡山兵庫県境付近で岡山県道96号へ入ると、道なりに8キロくらいで神社の少し南まで来ることができます。日笠川の左側を進んでもいいのですが分かれてからしばらくは民家の間の道が細いです。もう少し進んで県道46号から神社へ行くこともできます。車だと対して遠回りではありません。

 

西の岡山方面からだと伊部から国道374号を北上すること7キロほどで県道96号に出ます。そこから西へ約2キロで左折して県道46号へ進めばあとは1キロ少々で和気神社(正確には藤公園駐車場)前です。県道46号は下の写真では奥になります。

この神社は普段は駐車場の心配はしないでお詣りできます。600台と書かれていますから😮 広いです。

【👩‍🦽車椅子使用の方のための情報】

関係者? の見送りに社務所から出てこられた男性神職(宮司さんだと思います)におたずねしたところ、車椅子使用等歩いてお詣りが難しい方は自動車参道で車のお祓いを受ける人が上がる駐車場に駐車可とのお返事でした😂 一の鳥居からそのまま橋を渡って清麻呂銅像の左から自動車で上がれるそうです。

二枚目は駐車場から参道を撮ったものです。道幅は充分な広さがあります。

ただし、お正月や行事等(イベント)で多くの参詣者がやって来る時期は難しいそうです。上の駐車場は10台くらいは駐車できそう? そうした時を外してなら安心してお詣りできますね。

駐車場が未舗装なために(雨天などは足元がドロドロになることもあるでしょう)もっと社殿よりの舗装部分(そこが車のお祓いをする場所)でもよいそうで、本当にありがたいことだと思います🙏😌

 

清麻呂公が歩けるようになったわけと猪との関係が今に伝えられています。その人物が御祭神となっているだけに、足が不自由でお詣りが困難な方にも優しい神社なのでしょう😄

 

境内社や本殿は一段高くなっていますので車椅子のままでは難しいですが、拝殿前には行けますのでお詣りは可能です。

 

 

【境内の様子】

和気神社社頭

日笠川にかかる霞橋を渡って一の鳥居を振り返る

和気神社境内案内板(写真を撮って各部の名称を見ながらお詣りできますね)

二の鳥居と石段参道

随身

社殿への最後の石段

石段上から随身門を

拝殿

幣殿と釣殿(斜め後ろから)

本殿

本殿向拝を拡大

境内社(社殿左右にお祀りされています。こちらは稲荷神社)

境内社(天神社)

境内社(大神宮)

境内社猿田彦神社

和気清麻呂銅像正面

清麻呂銅像背面

清麻呂公石像と広虫姫石像

清麻呂公略伝

広虫姫略伝

隋身門左右大臣像

狛猪石段下

狛猪拝殿前

霊猪の解説板

大絵馬

 

【おまいりをおえて】

子供向けの日本史の漫画シリーズがありますよね。清麻呂公は平安京への遷都で知りました。道鏡事件でなかったのは、読んだのがたまたま平安時代の巻だったからです😅 閑谷学校を観に行ったり、兵庫へ行くのに2号線をよく通っていたからお詣りしようと思えばできたのでしょうけど、当時は神社(正確には記紀神話の神々)を恐れていたので全く興味なしでした。長い時を経てようやくご本人にお会いすることができて一区切り。

 

国幣社ではなく一宮でもない県社です。地方豪族の氏神ですからそれは当然といえば当然です。ですが、道鏡の件や平安遷都など皇室と深い関わりがある人物が御祭神ゆえか、もう少し特別なもののように見えてきます。社殿は明治以降の物ですが、もっと古くからあったのではと思ったほど立派なのも、県社なの? と思わせるのかもしれません。

 

藤公園(駐車場)から鳥居をくぐって参道を進んで赤い橋を渡ります。川を越えるというのは三途の川ではないですが、隔てられた世界を人間は意識してしまいますね。

 

清麻呂銅像横を過ぎ、鳥居をくぐって歩き出すと急激な気の変化にいよいよ神域になったのを感じます。なんというのか、ほどよく引き締まったような気持ちの良い空間でした。

 

本殿は一周できます。裏に立っていると周期的に打ち寄せてくる柔らかな圧力を感じました。痺れるほどではありませんが、少しポカポカした暖かさもありました。

#神域の気の感じはあくまでも個人がその時そう感じた(思った)だけのことです。他の方は全く異なるかもしれません。

 

神職常駐の神社ですので、境内は非常に綺麗に清掃されていて清々しさ(参詣者の気持ち)が損なわれることはありません。

参詣者はどうしても拝殿へ急ぎがちになるので案内を見落とすのを考慮してか、ほぼ同内容の案内看板が随所に立てられていました。これなら、たまたま立ち寄った方、ネットで調べものをされない方も神社について知ってきちんとお詣りできるのがいいですね🙂

 

全国的にも珍しい狛猪🐗が有名です(神社好きの間では)。神様は人間と同じお姿だけどご眷属様(神使)は動物の姿で知られています。神と人との結びつきだけでなく、動物で表される様々な存在との共存をここから学べると思います。どれだけしっかりムスビつくかが人の霊的な安定と成長には欠かせません。小さな子供は像で親しみを覚えてその先へちょっとでも進んでくれたらいいなと思っています😁

 

普段お守りはお受けしないのですが、ネットで他の方が受けられた足腰のお守り写真を見て、膝があまりよくない自分も受けて帰ればよかったかなと少々後悔しました。

 

和気神社は地方出身の偉人を祀ることで、神話の神々の神社と違って、土地と人の関わりの積み重ねを思い出させてくれる綺麗ないい神社でした。

 

おまけ

歴史民俗資料館が清麻呂公像の反対(右)側にあります。なにやら妙なものが入り口に? と思って帰りがけに近づいてみると岡山県が舞台の推し武道のパネルでした😊 

推しが武道館いってくれたら死ぬ - Wikipedia

推しが武道館いってくれたら死ぬ|COMICリュウ

人気作品だから今更説明は要らないと思います。