JR福山駅北側には幾つか大きな神社があります。福山駅北口を出て石垣に沿う南北の道を歩いて数分で左側に三蔵稲荷。三蔵稲荷鳥居前の道を進んですぐにある別の鳥居をくぐってしばらく歩いた右の山には備後護国神社。三蔵稲荷方向へ曲がらず歩いてすぐの東西の通りを渡って数分進んだ辺りが福山八幡宮。福山八幡宮の右手(山の裏側)にあるのがこの艮神社です。
駐車場に困るのではとずっと思い込んでいたから、福山八幡宮の隣なのに訪れたことがありませんでした。たまたまネットで駐車場を目にし、これは行かない理由がないと出かけたのでした。
目次
【御祭神】
【艮神社への道】
JR福山駅北口から北へ数百メートルの所にあるのですが、神社周辺は片側一車線ではない道です。これは福山駅から300メートルくらい北側を東西に走る通りで、交差点角の塀に神社二社への案内板があります。
センターラインの無い道も道幅自体はあります。ただし、所々一台やっとになります。昔からの住宅地ですからこれは仕方ありません。あらかじめ地図を見てできるだけ太い道を選んでストリートビューでシミュレーションした方がいいと思います。ナビが細い道ばかりを指示するかもしれませんから。下の写真は西側(福山八幡宮前から来た場合)からのものです。隣に未舗装駐車場がありますが、それは神社と無関係の月極駐車場です。
【車椅子使用の方のための情報】
駐車場からだと緩い坂になっている参道を80メートルくらい進んで左に曲がって石段横のきつい急坂を上がることになります。でもこれはあくまで自動車参道です。
上から車が降りて来ると危険だからこれはダメだと思います。車で参道を進んでこの急坂を注意して随身門横に上がると、お祓いを受ける車とその他の車を止める場所についての案内看板があります。
案内看板に従って社殿左横を通り、奥に駐車してそこから車椅子でお参りする方が安全です。
事前に車椅子を使っていることを社務所に電話で伝えて、あとは指示に従えばいいと思います。神職常駐の神社ですから日中いつかけても神社の方が出られるでしょう。
拝殿や境内社、そして社務所も段があります。お参りはその手前からになりますね。社務所には車椅子を押してくれる人の助けで段を乗り越えればなんとかなりそうではありますが、公式の授与品ページを見て受けたい物を紙に書いて代わりに受けてもらうなどの方法を使えばお守りやお札を受けられそうです。
神社側の都合があるでしょうから、何事も事前の相談が一番スムーズにお参りできるはずです。
以上はお詣り時に神職、巫女さんに確認できず私がそう思っただけです。確認して確実なことを書けなかったのはご容赦ください。
【境内の様子】
艮神社参道入口
艮神社鳥居
随身門(格子内部が表と裏で背中合わせな門はまれに目にします)
随身門向かって右側
随身門向かって左側
艮神社由緒看板
拝殿
社殿横から
本殿背後
艮神社社殿遠景
随身門そばにある宇受売神社(彫られた個人名はわからないようにしました)
宇受売神社由緒看板
本殿裏を進んだ先にある境内社
写真追加:通行止めになっていました
🐗
【おまいりをおえて】
今年一月にテレビ番組で紹介されてから参詣者が急増したみたいですね。だいぶ時間も経ったし、私がお詣りしたのは平日の午後だったからか、ぽつぽつ人がやってくるくらいで落ち着いてお参りできました🙂 でも日曜祝日は十数台止められる駐車場も満車になるのかもしれません。いっぱいなら、福山駅周辺の有料駐車場もそんなに高くないので、そちらにとめて歩いてもいいかと思います。
駐車場からの長い参道にはどれだけあるの? と思いながら歩いたほどたくさんの朱の灯篭が並んでいて気持ちがどんどんお詣りモードになっていく良い道でした。私はいろいろやっていたので正確に数えていません。お詣り時にはぜひ数えてみてください。
随身門は石段を上がりきった所にあり、抜けるとぱっと開けた境内の向こうに左右対称な社殿群を眺めることになります。遠方からお詣りした人がここで笑顔になれる神社ではないかと思います🙂
#山中の小さな神社はまた別の意味で笑顔になれます。
本殿背後の屋根がちょっと面白いです。特別な名称はどうやらないようですが。
鳥居をくぐって少し歩くと柔らかいと同時に軽い気に変わりました。境内を歩き回るうちにそれが当たり前になってしまいましたが。
#いつものように、その時個人が感じたことです。他の人は全然違う感じかもしれません。
福山駅は新幹線の停車駅です。駅からすぐの場所で複数の社へお詣りができますから、一度新幹線を降りてお詣りの後目的地へというのも悪くないかと思います。ついでに北側が黒い鉄板貼りになった福山城もどうぞ。
鉄壁の防御の構え 福山城天守北側鉄板張り - 福山市ホームページ
地方の中核都市の駅近くで、雰囲気の良い長い参道を持つ、いい神社でした。