尾道三原方面の写真が全滅していたので今後はこちらを重点的にお詣りする前に、またまたグーグルマップで気になった総社市のひめこそ神社へ。なんと、写真がないので再訪しないといけないと思っていた石畳神社の近くではないですか! これはお詣りしろということだなと思って行ってきました。
上記の秦歴史遺産保存協議会(姫社神社)ページに由緒の概要が記されています。
目次
【御祭神】
比賣許曾神(阿迦留姫命)=鉄造の神
【姫社神社への道】
南からだと国道486号で真備町を通り抜けた所の川辺橋から北上します。川の左右どちら側を進んでもかまいません。左ならそのまま川に沿って走り続けることになります。右だと大黒天物産(屋根の上に巨大な金色の大黒様像があって遠くからもよく見えます)を過ぎてから新総社大橋を渡って左側を進みましょう。
県道278号を数キロ北上したら石畳神社に着きます。一段下を道が通っていて磐座の下のトンネルを抜けて道が続きます。川沿いは1.5車線ですがスピードを控えて対向車に注意して走れば問題ないと思います。
北からだと国道180号から右折して県道278号豪渓奏橋を渡ってトンネルを抜けた所の信号を左折して川沿いを走ります。ここからは南からのルートと同じです。
川から少し離れて直線が続きます。その途中に姫社神社の案内板がありますから左折すると100mもいかないうちに神社に到着です。車一台分の道ですが直線で向こうまで見えていますから心配いりません。
池の横を過ぎたら自動車参道があります。ここを上がって民家の前を避けて適当な空きスペースにお参りの間駐車してもかまわないそうです。身体の不自由な人も安心して車でお詣りできますね。
一番下から参道を歩きたい人は参道入口を過ぎてすぐに広い所がありました。倉庫前を塞がないようにしないといけないでしょう。
【境内の様子】
姫社神社鳥居と参道。この一段下が池の前の道路で、赤い手摺のある石段を上がると鳥居の前にきます。
随身門下より参道。
随身門。
拝殿と本殿。周りには箒で掃いた跡が残っていました。
鉄造を示すプレート。
拝殿前左右の杉。
【お参りをおえて】
総社の町から北の田んぼと川のそばにこんなよい雰囲気の神社があったのかと思いました。杉の木でやや薄暗い参道の向こうに日に照らされて輝く随身門や拝殿が見えるのが良かったです。
秦の地名があるように古代吉備国と製鉄や秦氏との関係など、興味は尽きませんが昔のこと。今はわずかな伝承から往時を偲ぶしかできないでしょう。
ひめこその神を祀る神社は瀬戸内の海上交通路の範囲(北九州から大阪)に四つしかないのだそうです。そのうちのひとつにお詣りできて幸運でした。
拝殿前でお参りしようとした時、スズメバチが一匹飛んできて目の前にいましたがすぐにいなくなりました。どうやら歓迎サインだったようですが、もうハチが飛んでるのかと思っただけでした。本殿そばでは細かくパルス状に放射するものを感じました(主観です。)
参道を下って鳥居周辺を撮って帰ろうとすると、近くにとめてあった車にやって来た男性と話をすることに。もしかすると宮司さんだったのかもしれません。神社のこと、この辺りのこと、いろいろと聞かせていただきました。これはさすがにおかしいぞ(歓迎サインだ)と気がつきました。なんというか……鈍いです😅
ここの参道は25センチくらいの段差で数メートルの奥行がある段々が続きます。非常にさらさらした泥と自然石でできています。泥は流れるので定期的に入れているそうです。コンクリで固めれば楽だけどと聞かされて、この状態が素晴らしいからなんとかこの参道でとお願いしてしまいました。
参道周囲の杉も切らないでほしいとこの神社と関係ないのをいいことに勝手な希望を言ってしまいました。失礼しました。でも、他所からお詣りに来た者が見ればそれくらいいい感じなのです。
拝殿前のご神木が鳥居のような役割を果たしていて、気に入った人がよくお詣りに来ていたと聞きました。私もほわほわになったのでそれも分かる気がします。
本当に静かでそれでいて(社殿付近に満ちている)力を強く感じるいい神社でした。
#狛犬がいない?