備中国北部へ適当に向いました。高梁市街を抜けて木野山神社そばを通って国道313号を北へ進みます。途中でグーグルマップでいつものように調べていたら、変わった名前の神社を発見。写真を見ると滝のそばにあるではありませんか。水神好きな私はもう「これは水神様の神社だろう。ふへへ」と興奮してそのまま経路案内させて車を走らせたのでした。
目次
【御祭神】
不明(大岩が御神体ということで、そうしたものに宿る自然霊なのか?)
【咳止神社への道】
国道313号と国道180号が分かれてから7~8キロほど走り続けると岡山県道78号との交差点に着きます。ここを右折して78号に入ると緩い登坂になっています。400mくらいで赤い橋が見えてきます。この手前で車をとめました。橋の下は滝になっています。滝の横にあるのが咳止神社です。
【車椅子使用の方のための情報】
残念ですが……石段があります。おんぶしてもらえれば石段からは距離がないのでなんとかなるかもしれません。あるいは、おんぶしてもらえば奥の御神体(岩)が見えるかも。そこで拝んでも大丈夫でしょう。
【境内の様子】
神社全景(滝とセット)
反対側から
神社入口
大きな龍がお出迎えの手水鉢
注連柱と御神体
午王渓(ごおうだに)雌滝
道を挟んだ向かいに咲いていた彼岸花とジャコウアゲハ(歓迎サイン?😁)
【お詣りをおえて】
調べても御祭神はわかりませんでした。大きな龍の口がありましたが水神様ではないように思いました。川を堰き止めていた大岩を人々が運んで御神体として祀った神社だそうです。水をせきとめる→咳をとめるが御利益のようで、それでいいの?😅と正直思ってしまいました。でもこうした例は結構あります。人々の信仰から生まれた御利益がいつの間にか本当になるのが面白いです。今も咳がどうにも止まらない時にお詣りされるのだそうです。私はコロナも咳が出るからそうした人を助けてくださいとお願いしてきました。
#ケース内に木札のサンプルがありました。小さな神社ですがこうしたものがあるのはありがたいですね。
私の感覚ですが、神様は二柱おられるのではないかと。誰もおられないと治ったと思うことがなくなり、信仰は絶えると思います。
社務所? と御神体周囲の榊がのびてきたために陽光が遮られていて少し薄暗かったです。石段を上ってすぐに急激な温度低下があり、気もなんとなく鋭い感じで人によっては怖いと感じたと思います。
ただし、お酒をお供えをして祝詞も終えて祈った後には柔らかな気になぜか変化していました。
ひとつ気になったのは、建物裏の神社の看板が倒れてバラバラになっていたこと。私がさわることはできないので、関係者に並べ直してもらえることを願っています。
何か自然の物に特別な意味を感じてお祀りする日本人の古からの信仰の形を見たような気がしたいい神社でした。