国道313号が井原市中心部で直角に曲がって備中国を北上して車で数十分走った辺り、岡山県高梁市川上町にこの神社はあります。313号沿いにある神社を地図で調べていてこの神社の名前をよくみていました。特に下調べもせず行けばなんとかなるだろうの精神でポンコツは向かうのでした。ここも正式には八幡神社で通称が槙山八幡なのですね。
目次
【御祭神】
#いつものように古い岡山県神社誌より。八幡神社でよく目にする神功皇后や宗像三神の名がありません。
【槙山八幡神社への道】
道は分かりやすいです。国道313号の井原市と高梁市の境辺りに三沢トンネルというものがあって、その横にあります。南からだと緩い下り坂から平らになった所でトンネルが見えますから、その手前で右へ入ります。
駐車はそのまま左へ進むとゴミ集積所があって広くなっていましたのでそこへとめました。橋を渡ってすぐ泥の道を川に沿って進むとすぐ鳥居前に出ます。これは対岸から見た一の鳥居付近の様子です。
草が生えているのでもしかしたら夏はここにはとめにくいかもしれないですね。
右へ進んで坂を上ると三沢の公民館に着きます。そこからは境内への坂道があるのでここを歩いても上がれます。
石段は結構あったので、平地は歩けるが階段は難しい人でもこちらのルートならお詣りできるかと。
北からだと高梁市の街を抜けて南下を続けているとトンネルが現れます。これを抜けてさらに走るともうひとつトンネル(三沢トンネル)があります。この手前で左へ斜めに別れて行く道へ入り、数百メートル走ると神社が見えます。南北どちらからもナビが使えなくても三沢トンネルを入口のプレートで確認して次に出口で脇道へ入れば大丈夫です。
【車椅子使用の方のための情報】
公民館から坂道の間に木材の仕切りがあって、段差は10センチ以上ありました。ここを乗り越えられれば次は坂道ですが結構急だと感じました。距離は数十メートルです。私には車椅子だとどのくらいの坂が上がれるのか分かりません。石段だけではないので不可能ではないが難しいと思いました。
【境内の様子】
槙山八幡神社の鳥居
一の注連柱
社殿前から参道方向を
拝殿
本殿
向かって右にある境内社
一の注連柱付近狛犬
【おまいりをおえて】
お詣り後に調べてみたのですが……神社巡り記事が一件もヒットしません? ということはこれが槙山八幡神社について誰かが調べた時に目にする記事になるのか。あやしい紹介記事でなんだか申し訳ない気分。
集落近くにこんもりとした丘? があって到着した時に気分がぐっと盛り上がってきました。鳥居から見上げると石段はそこそこあってそこそこ急でした。運動不足ですぐに息が上がる私でも上がれましたから実際は心配しないでいいです。
石灯籠や狛犬は相当古いもののようです。注連柱辺りから気が澄んできたような気がするのですが後述する理由で確かめる時間がなかったからはっきりわからなかったです😫
本殿横に立って感じさせていただくと、わりと短い周期で吹きおろしてくるような気がありました。
本殿に新しい境内社がありましたがお稲荷様でしょうか? お狐様らしきご眷属がいるような気がするのですが……あくまで気のせいです。
本当はあちこちで境内のよい気をあびて楽しむところなのですが、拝殿でお参り後落ち葉が多いので、置いてある箒をお借りして拝殿前だけでも横に寄せておこうとしたのですね。で、うっかり指を端っこにぶつけて皮がむけてゆっくりと赤い色に。もう退避するしかないです。
本殿はそれから大急ぎで、写真は退避しつつ撮りました。というわけで、いつもならする鳥居の出入りや注連柱の出入りは省略せざるをえませんでしたと。
山の神社だから杉の枯れ枝がどうしても目立ちます。ですが、ゴミを集めた跡が残っていましたから清掃は定期的に行われていることが分かります。もしかしたらお詣りから数日過ぎた日曜あたりに氏子の皆さんで大掃除だったのかもしれません。別の神社でも書きましたがこの時期の山の神社はおそらく普段の姿ではないと強調しておきます。
川を見下ろす地に建つ神社は人の気分を高揚させますね。昔から周辺の人々の暮らしを見守ってきた神社にある風格のようなものを感じました。石段から上の参道、その後に開ける境内が気持ちの良いいい神社でした。