なかなかお詣りできないので通常の神社巡りではなく独立した記事にします。
目次
【貴船神社祭神高龗神】
高龗神は龍神で水神なのは皆さんご存知でしょう。日本書紀に登場する神様ですね。比売が付かないために女神だと知らない人も中にはいるかも?
祈雨止雨の神で貴船神社や丹生川上神社(上社)の御祭神。ここまでは女神知識の基本です。ここからは知られていない面を今日は書きます。
#霊的なことなので根拠を示すのは難しいです。他の方からの情報、自身のコンタクトの結果、あとは公開不可な品が根拠です。
貴船の神は非常に厳しい女神様です。記紀神話の女神の中でも指折りとのこと。でたらめな人間は激しく嫌われます。その反面、加護を求めながら懸命に生きる者が過ちを犯した時は見捨てず成長のために課題(とそのためのヒント)を与える面倒見のよい女神様でもあります。しかし、女神様だから優しいだろうし、このくらいは許してもらえそうという人間側の勝手な思いはおそらく通用しません。
奥宮が怖いと感じる人がいるのは有名な本殿下の龍穴に象徴される土地のエネルギーだけでなく、女神の性格にも理由があるのかもしれませんね。
#表面上はです。一見冷たいような態度で接しているが正解なのかも。
【高龗神と闇龗神は同一神?】
貴船神社には”呼び名は違っても同じ神なり”との社記記述があるそうです。これはある意味正しく、そして間違っています。高龗神も闇龗神も本当はそんな名前の神様はいません。別の神の神話上兼務する名前にすぎません。
記事を書こうとした時に素晴らしいイラストが見つかる不思議😁
罔象女神=高龗神=闇龗神です。見える人なら罔象女神と闇龗神が同じ姿なのでわかると思います。高龗神も罔象女神なら同一神で問題ないのでは? と思われたでしょう。違うのです。高龗神を主祭神として、または相殿として祀る神社は水神系以外にもいろいろありますが、貴船では高龗神は別の女神が担当しています。これが同一神が正しくまた誤りな理由です。
#丹生川上神社上中下の三社御祭神は高龗神、罔象女神、闇龗神。どこが丹生川上神社(かつての)でも結局同じ女神が祭神になりますからその点だけみれば比定の問題は無かったのです。
高龗神という名は小説家霧島那智が共同ペンネームなのと同様に、真の存在を隠す共通の名です。ここまで読まれたらそれは誰なのか知りたいはず。申し訳ないのですがそれは書く許可がおりないので書けません。とても古い神様とだけ書いておきます。
【 結社祭神磐長姫と貴船の関係】
磐長姫はこの正体不明な女神の娘になります。醜女の代名詞みたいにいつまでも思われていて気の毒です。開耶姫とは本当に姉妹です。怖いほどの美人ではないかもしれませんが、普通に美人で穏やかな女神様です。恨んでうんぬんの話はあまりにも酷すぎます😢 話の都合上は醜い女神が必要だったのはわかるのですけど……。
水神でないと思われている磐長姫が、なぜ水神の社貴船で結社という水に無関係な境内社の御祭神であるのかという疑問に対する答えがこれです。
【母子三代の女神の社、貴船】
罔象女神→貴船神→磐長姫という流れで生まれているため貴船神社は女神三代が神域で祭神として働いている異例中の異例といえる驚異の神社です。新緑に映える朱の灯籠が並ぶ石段など独特の雰囲気と御利益を求めて多くの人が訪れる神社ですが、本当は極めて特殊故に参詣者も己とまず真剣に向き合ってから次に貴船の神に向き合うことが望ましいです🙂
#本宮→奥宮→結社の順にお詣りするのが生まれた順番になっているのは面白いです。
貴船神社は必要だから女神三代の社になったのです。それは詳しくわかるはずがないことですが何か大事な理由あってのこと。
ここまで記した話で貴船が水神の社として極めて神聖な地であると理解してもらえると思います。藁人形などの呪いと正反対に位置する超イヤシロチを怖い神社などとふれまわる人が多いのは残念です😞
貴船神社にお詣りしたら、なぜこの星が水の星なのか一人一人自分なりの答えを出してほしいと思います。
【おわりに】
今日の記事は狂〇の戯言と受け取ってもらって構いません。また、貴船神社や丹生川上神社をはじめ高龗神を祀る神社に真偽の問い合わせは関係者に迷惑をかけるだけですのでご遠慮ください。
記紀神話の神々の世界は神話であると同時に現実でもあります。そこには様々な差異が存在します。ある時は神話の世界に遊び、ある時は現実の存在として神社で接する。
こうした世界で、ある意味神々以上に己が複雑怪奇だと知るのが信仰なのかもしれませんね。