赤磐市で行かねばならない神社がもうひとつ。私はえびす神社やこんぴらさんにはなぜかほとんど縁がなく、行けというなら行ってみるかなと思ってネットで調べました。普段お詣りしている神社とは少々感じが違いました。
目次
【御祭神】
県神社庁ページにはありませんが岡山県神社誌には書かれていました。
【御由緒】
【恵美須神社への道】
岡山市からだと岡山県道27号が砂川を左に見ながらになってから1キロほどで右へ曲がります。150メートルほどの所にある最初の交差点を右折します。センターラインのない狭い生活道路です。100メートルくらいで右側に恵美須神社です。
津山方面からだと国道53号から県道53号に入って少し南下して県道27号へでしょうか。
【車椅子使用の方の情報】
住宅地にあって完全に平らな土地です。建物の前のスペースにとめると道路から鳥居をくぐるも横から拝殿上市コミュニティハウス(集会所)前に行くのも自由にできます。距離も極めて短いですし、お詣り難易度は最も易しいでしょう😁
【境内の様子】
恵美須神社社頭
拝殿(兼集会所)
本殿(そんなに大きくはないです)
本殿と社叢
石碑
【おまいりをおえて】
住宅地の一角に鳥居と祠の荒神様やお稲荷様はよく見られます。こちらの恵美須神社はそうしたものとは違い、元々神名帳に乗っているとのことで、広い境内地を持っていたのではないかと思われる神社でした。土地の重要さは今の姿からでは私にはよくわかりません。妹が言うのなら何か意味があると思ってのお詣りです。
広い神域がぎりぎりまで削られたのだとしたら何かよほど強いエネルギーを持つものがないと、そこの場の力は弱いことが多いです。道路から境内へ入ってみて、竜吐水のことがあっても変化は微弱でした(その状態で即わかることはなかったです)。
#竜吐水は江戸時代の消防ポンプ。つまりおし〇このこと😅
本殿横でじっと立っているとさすがにゆっくりと吹出すものを感じました。
拝殿が地区の集会所を兼ねていることに(車を降りて実物を見て)ちょっと戸惑いました。よく見ると玄関下に箱があります。外に立って自由参拝みたいです。拝殿正面写真で左にあるのがそれで、白い点のように写っているのは私が供えたカップ酒です🍶
石碑には由緒(いつ頃誰が何をしたと昭和の初めまでのこと)が彫られています。が、細い文字がぎっしり彫り込まれていて墨入れがされていないから、すらすら読めませんでした。漢文だと思えばそこまで難解でもなかったです。が、もう竜吐水を放たないともたなかったのです😆😅 残念ですが今スマホに残っている写真から解読するのは細い線を読みにくくて難しいです……。読めれば神社のことがもう少し詳しくわかったのですが。お詣りしようと思われた方はぜひじっくり読んでください。
小さな神社だからお詣りするのも近くの人だけなのかもしれません。でも神社は綺麗に保たれています。何が残っていれば機能するのか、こうした古い神社から学べます。信仰の場として、赤磐八十八か所霊場の札所も本殿そばにあります。ここに来る人の中には神とか仏とか一々区別せずありがたい存在として、一緒にお詣りしている人もいるのかもしれませんね。神社向かって右側に私道? があって札所と本殿横に行けます。
こちらの恵美須神社は見た目は小さいですが、付近の人と密接に結びついているらしいいい神社でした。