ご眷属記事を月に一つ書くと年始に決めたので第一回は狼🐺の神使(ご眷属様)の話。
狼というと、秩父の三峯神社が有名です。西日本では岡山県高梁市にある木野山神社が狼信仰の神社になります。私は三峯神社にはお詣りしたことがありません。これは西日本のある狼様にきいたお話です。
#信じる信じないは読んだ方にお任せします。
狼は稲荷と違って神社数が大幅に少ないため、神社の眷属として働いている数はそれほど多くないそうです。元々少ないうえに分社に一体から数体がつくため、大本の神社に残る数は数十とか。逆に言えば、多くの分社がない時代はたくさんの狼がいたということになります。
分社が無くなったり、誰も維持せず荒れるに任せていると神社を離れるのかたずねると、元に戻るだけで脱走? して自由になるものはいないようです。稲荷とは違う狼の神使界? がちゃんと組織されていてその中にいるみたいですね。
山犬と狼の区別はかつて日本の山に住んでいた動物も霊的存在もよく区別できないのですが、そうした姿の霊で新たに神社の眷属となる存在もいます。この世では滅びたニホンオオカミも神使(ご眷属)としては今も健在です。
神社の眷属見習い段階では実際の狼くらいのかわいらしい姿が、修行を重ねて成長すると、もののけ姫に出てくる狼くらいになるのだとか。そのくらい大狼だとベテラン眷属として相応の力を持っているのだそうです。
得手不得手はときくと、一応はなんでもできるそうなのですが、商売繁盛とかは皆稲荷にお願いするから(わざわざお願いする者が少ないので)得意なわけではないようで。邪な霊的存在を追い払うのは重要な役目とのことでした。
熱心にお願いする者はその神社に顕著な御神徳を求めてやってくるから、自然にそうした問題の経験が多くなる結果、より力を発揮しやすいという結論でした。
どの神社で何をお願いしても叶えてくださる時は叶えてくださいます。ですが、餅は餅屋という言葉もあります。実働部隊としてのご眷属様がより力を発揮しやすい神社を選ぶことも大事でしょう。
鳥居をくぐる時は参道で狼様が見ていたり、一緒に歩いているのかもと思ってほわほわしつつ、背筋を伸ばして礼をもって歩いてください🙂