無くなったはずのメモがみつかったので【おまいりをおえて】を一部書き直しました。
遠くの県へのお詣りは基本的に、広い国道県道沿いか車が何とかすれ違える道を少し進んだ先にある神社と決めて探します。トラブルで帰宅できなくなったら困るからです。こちらの湯野神社は国道沿いにあり、杉の参道等に惹かれました。砂の器は昭和生まれの方はよく知っている小説(映画)かと。そのロケ地ということもあってお詣りしました。
#観たのがかなり昔のため、神社が登場する場面は覚えていませんが😅
これを書いている途中に調べてみたらなんと、50周年記念で一日から二週間限定で無料公開中でした! お詣りは6月で、書く時間がなくてやっと昨夜取り掛かったところでした。なんという偶然。
https://www.youtube.com/watch?v=VvjS0LBp0BY
神社のシーンは1時間51分くらいからです。時間に余裕があれば最初から観るのをおすすめします。
目次
【御祭神】
大己貴命 少彦名命 邇邇藝命 事代主命 三保津比賣命
大年神 御年神 若年神 香々背男命 素戔嗚尊 大日霊貴命
國常立命 國狭槌命 豊斟渟命 武甕槌命
#二行目からは合祀された神。神名表記は湯野神社公式サイトにあるもの。
【御由緒】
上の写真は社頭にある沿革碑の拡大です。元の形は社頭の写真を。鳥居とそろいの形になっているありそうでないものでした。
湯野神社沿革碑 | 資料館 | 【公式HP】湯野神社|奥出雲町亀嵩
碑の文に加筆したものが公式サイトにあります。こちらの方が当然ですが読みやすいのでリンク先へどうぞ。
【湯野神社への道】
国道432号を奥出雲町三成から8キロほど北東に進んだあたりにあります。
道の駅酒蔵奥出雲交流館の案内標識を過ぎたら左側に気をつけていればナビ無しでも問題なくわかると思います。北側からだと道の駅を過ぎてから400メートルもありません。
社頭は道が広くなっているので車をここに駐車したくなりますが、湯野神社には参詣者駐車場があります。鳥居に向かって左側に車が通れる道があります。境内への自動車参道ではなく普通の道でした。
ここを進むと約100メートルで左に駐車場です。
駐車場看板
上の看板少し奥で別れる道(これが自動車参道らしいです)の入り口にある案内看板
駐車場とわかるようにしてあるのは遠方から来る者には助かります😃 記憶がはっきりしないのですが、社頭にこの案内はなかったような? もしあればもっとスムーズに駐車できるかもしれません。
#もしあったのに私が見落としていたのならお詫びしますm(__)m
【👨🦽車椅子使用の方のための情報】
下の駐車場から社殿への道はそこそこ急なものですが押してもらえれば上がれると思います。ですが、上に貼った写真でわかるように駐車場の表示があるのですから、車でないとお詣りが難しい方はありがたく上がらせてもらいましょう😌
社殿のある土地は大きな段差はありません。車椅子で拝殿前に行けます。境内社群は本殿横で一段高くなった所にあります。手前からでおまいりは問題ないと思いますが、並んだ石がどの神を祀るものか書かれた白い看板が読めないと困るかも。目が悪くないのであれば読める大きさの文字だと思います。
随身門や土俵のある一段下の土地には自動車参道の途中から行けたような覚えがあります。写真は上から撮ったものです。
湯野神社は車椅子の方もお詣りしやすい神社でしょう。
【境内の様子】
湯野神社社頭
二の鳥居と参道
二の鳥居前から一の鳥居を
随身門
拝殿前から見る随身門と土俵
拝殿
本殿
社殿全景
拝殿前
境内の裏の方から横へ上がる参道上にある鳥居
本殿向かって左側にあるたくさんの石碑
案内板
本殿向かって右にある境内社1(恵比須神社)
境内社2
境内社3(玉作神社)
土俵(本来の四本柱で屋根を支える形の土俵は神社に今も残されています)
神輿殿
狛犬(一の鳥居後ろ)
狛犬(二の鳥居裏側)
狛犬(参道だったかと)
狛犬(拝殿前)
狛犬(裏からの参道を上がった鳥居のそばに小さめなものが)
砂の器の舞台であることを伝える看板と記念碑は社頭に二つ並んでいます。
【おまいりをおえて】
映画のロケが行われた神社は各地にあります。以前お詣りした大谷八幡神社もそうでした。探せば自分(皆さん)の住む近くにもっとあるのかもしれません。私はお詣り後に鑑賞(昔観たのは忘れているため)の形になりましたけど、逆の方が楽しいのは間違いないと思います🙂
湯野神社は私の感覚では二の鳥居から軽い気になって柔らかさも同時に増しました。その感じは参道を歩く間続いて、随身門を過ぎてさらに軽く感じました。
本殿のそばに立っていると、とても速い周期でもわもわとした流れが自分へ向かってくるみたいでした。
#上記は個人の感想にすぎません。境内はやはり何か違う空間なのだろうと思っていただけると嬉しいです。
こちらの合祀された御祭神の中に一柱とても珍しい方がおられます。天津甕星(別名香香背男)は日本書紀にしか登場しない神です。日本の神話は月星という存在が目立ちません。月読命も保食神との話だけです。
相撲の神様野見宿祢はこの神社の少し西(現在の飯南町辺り)の出身ではないかと言われています。土俵はその関係かと思いましたが、ここでの相撲は彼に由来するものではなく、出雲国出身の昔の横綱が始めたことからでした。新しい土俵(屋根)は砂の器の頃と随分違っているのがわかります。
杉が両側に並ぶ石段は少し掃除の間隔があくと枯れ枝が散乱するものです。写真を見てもらえればすぐにわかると思いますが、石段はとても綺麗な状態です。また、土地も平らで落ち葉も少なく、よく掃かれた地面に見えると思います。
神域を物理的に良い状態に保とうという意識を感じました😌 自分の心がお詣り中に澄んだような気がしたら、神社に感謝の念をもって帰りたいですね。
湯野神社は駐車場もあってお詣りしやすい綺麗ないい神社でした。