備前国の神社巡りで赤磐市の神社に行く。いつか行ってみたいなと思っていたら目的地のすぐ近くだったので最初にお詣り。噂の自動授与機? を楽しみました。
目次
【御祭神】
素盞嗚尊
【御由緒】
上のリンク先を読んでください。
【石上布都魂神社への道】
岡山市など南部の街から結構北に上がった山中にあります。ナビで細い道をさんざん走らされてぐったりしました。なので、岡山市倉敷市辺りからは岡山市と県北津山市を結ぶ国道53号で岡山市北区御津まで進み、そこから旭川に架かる金川大橋を渡って県道255号へ進んでください。
255号は途中で右へ折れていきますが、道なりに走り続けると県道468号になります。そこからは4キロくらいでしょうか。距離はメーターを見ていなかったのではっきりしませんがそんなに時間はかかりません。
道幅はミニバン同士でもすれ違えるくらいはあります。急カーブの連続でもなく、少し先まで見通せる道なのでダンプとすれ違うようなことがなければ何も問題ないと思います。ダンプ等大型車両が通るのかは不明です。私はすれ違うことはなかったです。明るい灰色の鳥居が遠くからでも目立ちます。鳥居手前も駐車場でしたが、ここからだと距離があります。
東西に延びる国道484号から県道468号を南下してももちろん行けます。国道484号は何キロかセンターラインが無くなります。道幅はそこそこありますから大丈夫だと思います。心配なら地元車両を待って後についていけば安心できるかと。
よく調べずにナビ任せでなんとか行けるだろうと思うと、近いが本当に狭い道へ誘い込まれて死ねますから、予習は大事です! グーグルマップであまり拡大しなくても表示される道を通れば基本問題ないと思います🙂
一の鳥居から少し走った辺りが道が狭く、そこにも鳥居があります。その周辺にも駐車場がありましたが台数は少ないですし、もう少し上にもっととめられる第一駐車場があるのでそこまで行くのがよいのではと思います。上の写真は通り過ぎてから撮ったものです。黄矢印が表参道です。
こんな感じで距離はありますが坂はそれほど急ではありません。
【👨🦽車椅子使用の方のための情報】
一番上の駐車場にとめずにそのまま100メートル少々進むと道はUターンするように曲がって上がって行きます。これが自動車参道のようです。私は下から歩いて確認していませんが、ストリートビューを見て軽自動車なら走れるくらいかなと思いました。ミニバンだと通れてもギリギリかもしれません。対向車が来ると困ったことになるでしょうけど、歩ける人は駐車場から表参道を歩いてお詣りするはず。
上の写真は境内向かって左側の端に繋がっている自動車参道を上から見たものです。
駐車場にとめて車椅子だと距離もあるしそこそこ角度のある坂道です。上の境内もそう広くはないし、平日でもお詣りに来る人が多い神社ということを考えると、事故防止のため事前に宮司さんに電話で相談してどこにとめたらいいのか聞き、ストリートビューで確認しておくのがいいと思います。なんとストリートビューは自動車参道まで見ることができます😮
山中の神社だし最初は無理に思えましたが、参詣可能な神社のようです。
#本宮は岩がごろごろした急な山道を歩くのでこれはさすがに無理です。
【境内の様子】
石上布都魂神社鳥居
崇敬会奉納の案内板(通りすがりに興味を持った人へのものでしょうか)
境内へ
境内向かって左側
拝殿
本殿(上から放射状のこれ、アテンの手と言ってるのは私だけ?😅
休憩所(お守りや御朱印の自動授与機があります。飲み物も😀)
境内社(稲荷神社)
拝殿扉横にある祓殿(個人名はわからないように処理しています)
〇本宮〇
本宮参道口(ここから本宮まで約500メートルとのことです)
入り口付近杖置き場(黄門様が持つような竹の杖で、自分に合ったものを選べます)
本宮への参道を少し進むとセメントの階段に
天女の腰掛
命様の磐の下にある命様像
岩だらけの参道(セメント階段後こんな感じのつづら折りの山道を登って行きます)
参道途中から観る景色(そうとう遠くまで見えているようでした)
本宮鳥居(石段は迫龍の段段といって44段+18段だそうです)
いよいよ本宮へ
本宮社殿へ登りかけて段段を振り返る
石上布都魂神社本宮(社の背後や右側に見えているのが禁則地の磐座です)
本宮とクロアゲハ
磐座の向かって右部分(今は禁則地のためにロープが張ってあります)
かつての石上布都魂神社境内図
【おまいりをおえて】
備前国一宮(吉備津彦神社もそうです)で昭和21年には県社にふさわしいとされただけに、平地の吉備津彦神社のような大きさはなくても、風格はあるなあと思いました。もっとも、神話のあの剣がかつてここに! という先入観が影響したのは間違いないです😅
この神社、下の宮と上の宮は見事に違いました。下の宮は山の中腹にあるのに休憩所(授与所)やトイレ等が整備されていて街中の神社とさほど変わりません。駐車場からの参道はつづら折りでしばらく登るのです。山の気がいいのか爽やかさは当然のようにありますが、特に気負うことなくお詣りしました。なんといいますかニュートラル?
本宮一帯は私にはパワーに満ちるというよりも、時が止まったようなそこだけ現世と切り離された別世界のよう、静寂に満ちた、でも空虚な場ではない、震えるような威圧感がまるでない、でも神聖さはある普段あまり感じない神域に思えました。
#いつも書いているように、あくまでその日の私にとってはです。天候にも左右されるでしょうし、人が持っている気によっても違うはずです。お詣り時の自身の感覚を皆さん大事にしてください。
クロアゲハにとって住みやすいのか数頭現れました。花は何も咲いていない場でしたが行ったり来たりで歓迎と思うことにしました。本人がそれで私は特別な参詣者だと思い上がるなら問題かもしれませんが、明るい気持ちになって神様に頭を下げられるなら目くじらを立てるほどのことでもないのではと思ってよく書いています🙂
下の宮から上の本宮への500メートルの道は置いてある竹の杖を借りていった方が絶対にいいです。ちょっとした登山ですので。階段100段上がれば息が上がって心臓は大丈夫かと不安になる当時の私でも休憩しつつなんとか登れましたが杖無しだとギリギリだったと思います。10分は普段から身体をよく動かしている人基準なのかも。私は倍近くかかったようです(忘れました)。
途中で気分が悪くなってもすぐに誰かを呼ぶのは大変です。ボッチ詣りしかできない人は大勢でお詣りしている人に事情を話して後をついて登るのがいいかも。
また、どこの神社でもこうしてくれたらと思ったのがこれです。
参道掃除用の箒が置いてあって、清掃奉仕したい人はやっていいのです😍 私みたいによく無断で落ち葉を一か所に掃き集めている者にとって許可は何より欲しいものなのです。神様へのお礼を人目を忍んでこそこそしないですむのですから。でも本宮にお詣り後はそんな余裕は全くありませんでした😥 いつかもっと元気になったら参道上から下まで掃除したいですね。神社のために何かできたらと思っている貧乏人に夢を与えてくれて感謝です🙇♂️
下の境内まで下山後、噂の授与所でお金を投入して受けたいものを選びました。ガン封じのご神徳があると知って急遽(私のではない)お守りをいただき、剣のお守りを自分用にいただきました。
古代の剣ではなくて備前刀? です。あまり他ではないものだと思うので、ありがたく棚に置いてあります😌
パワースポットということで近年人気が上昇しているみたいですけど、パワーを貰うのではなく祓い清められてすっきりしたところで人と神について考える(よりも感じる)場所ではないかと思いました。
石上布都魂神社は椅子やベンチがたくさん用意されていてゆっくり神域にふれることができる綺麗ないい神社でした。