出雲国の北にあるのが島根半島。先端の美保神社の次は西にある宍道湖から少し北に進んだ地にある佐太神社です。
目次
【御祭神】
正中殿:猿田毘古命(佐太大神) 伊弉諾尊 伊弉冉尊 事解男命 速玉之男命
南殿(向かって左側):素盞嗚尊 秘説四座(神名不明ではなく秘密にされている神)
#真ん中の正中殿は各地にある熊野神社で名前を目にする御祭神ですね。北殿は天津神の祖母と孫。すると南殿は素戔嗚尊の家族、子孫なのでしょうか? わからないのではなく敢えて名を出さないのも、名前にこだわる現代人にはかえって神に対する畏敬の念を生じさせるのかもしれません。
【御由緒】
上記は公式の御由緒のページです。
Wkikipediaにも詳しく書かれています。
駐車場の端(だったと思います)には由緒看板があります。

由緒看板全体写真(拡大してもこの写真では読めません)

【佐太神社への道】
松江市街地から国道431号を西へ6~7キロ走ってから2キロほど北上した辺りにあります。東からだと、松江市街地から西へ国道431号を走り、宍道湖北岸を4キロ少々の所にあるT字路を右折して踏切を渡ったら、島根県道264号を約4キロで佐太神社鳥居前です。下の写真の左側から来ます。

鳥居の向こう側を左折すれば広い駐車場に入れます🙂
または国道431号が松江市街に入って約1.5キロの直線後に交差点で右へ向きを変え、300メートルほど先の交差点で左へと曲がるのを、そこで431号から離れて直進して城北通りを2キロくらい走ったら、白の案内標識に従って交差点を右折して4.5キロほどで佐太神社前の佐太橋まで来ます。橋を渡ると50メートルくらい先に鳥居が見えています。

鳥居向かって右から駐車場へ進みます。
宍道湖の西の方から来る時は道の右側に宍道湖が見える辺りからだいたい14キロ湖岸を東へ走った所にあるのが島根県道264号ですから、ここから行くのが松江市街に入って県道37号を進むより混んでいないし、遠回りしないですむのでいいでしょう。
島根県道37号も同264号も片側1車線の道なので県外からのお詣りでも特に不安になることはないと思います🙂
【👨🦽車椅子使用の方のための情報】
佐太神社駐車場は40台くらいの駐車スペースのある広い駐車場で、アスファルト舗装されているので車椅子の方に優しい場所でした。
駐車場北の細い道を挟んで橋があるのですが、ここは段差が無いので簡単に渡れると思います。ですが、そのまま随身門には石段があるために行くことはできません。
橋の向こうで右へ進んで行くと授与所横へのまだ新しいスロープがあります😃

ここから随身門や授与所、手水舎のある段へ上がります。砂利の敷かれた境内ですが足の不自由な人、車椅子の人も通りやすく舗装された参道が整備されたのはありがたいですね😌🙏

手水舎には段差が一段ありますけど、これは介助者がいれば乗り越えられると思いました。
奥の社殿がある土地はさらに一段高くなっています。ここには石段が10段ほど。おんぶしてもらって上に行くことができたら、社殿左右にある境内社も同じ平らな土地にありますからおまいりできるはずです。
100段くらいある石段しかない神社ではありませんから、きちんと準備さえしたら社殿まで行けないことはないと思います。ですが事故の恐れもありますから、あらかじめ相談された方がいいでしょうね🙂
写真を見て難しいと思われたら下の土地からでも充分なお詣りはできます。
楽に社殿へ行けるスロープがいつかできたら素晴らしいですね😌
縁切り縁結びの田中神社は鳥居の前は石段です。五段だったと思いますから、介助者がいれはお詣りは不可能ではないと思います。ただ、後述の理由で順路の通りにはいかないのがどうかですね。
【境内の様子】
佐太神社鳥居

駐車場から境内へ

随身門前で振り返る

随身門

随身門から見る社殿正面

北殿前を横から

北殿前の門

南殿前の門

本殿(南殿)

本殿(北殿)

社殿全景

反対側真横から


社日社

母儀人基社由緒看板

石段へ

参道途中の様子

母儀人基社
母儀人基社正面

駐車場横にある宇多木社

ここは神庫かと思ったら御仮殿(として使われた場)でした。

弓石

弓石説明板

舞殿(雨戸?は今回全て付いたままでした)

手水舎

随身像

狛犬(境内入り口橋のそば)



狛狐(南末社前)

狛犬(母儀人基社のものでかわいい大きさです)

特殊なお詣りの仕方があり、南に離れた佐陀川のほとりにあるため、田中神社はこちらにまとめます。
佐太神社正中殿→北殿→南殿→母儀人基社→田中神社東社→田中神社西社の順で巡るのだそうです。縁切り縁結びに興味のある方は公式サイトのこちらのページの祈願割符をいただいてから田中神社にお詣りしましょう🙏
お詣りの仕方は山陰まんなか観光局のこちらのページで詳しく紹介されているので、うっかりミスをして後悔しないように、しっかり覚えて出かけられるのがいいと思います🙂
田中神社の案内看板

田中神社全景

鳥居と東社そして左端のものには女神のおみくじが入っています。

社殿を横から(妻入りのためにこちらが横になります)

田中神社(東社)

田中神社東社看板

田中神社(西社)

田中神社西社看板

【おまいりをおえて】
山道の途中で息を整えつつ進んだ先にぱっと開けた境内もいいものですが、体力的な問題でできれば低い所にあると息があがらずに、駐車場に着いた喜びのままに境内へと入れるのになと思うことも多いです。佐太神社は後者の整備された広い駐車場からすぐに境内に入れる神社です。
出雲国二宮でかつては大社と呼ばれた旧国幣小社らしく、大社造本殿が三殿並んでいるのは見事な眺めでした😃 南殿だけ入り口の階段が向かって左にあり、作りが左右逆なのはこの社殿だけなのだそうです😮 透塀から見えるのでお詣りした時は拝ませていただきましょう。
佐太神社は鋭さのない柔らかな気に満ちた境内でした。本殿近くではさらにその感じが強くなり、ふわふわした流れに包まれていくような心地よさで他の参詣者がいなければ長くそこにいたいと思いました😌
社殿横から少し山を登った先にある母儀人基社は下の境内よりもやや動きがあったようにメモにはありました。他の神社では時が停まったような感じの所が多いのですがそれとは違うのが新鮮な感覚でした。
#毎度のことで耳タコでしょうけど、上記は個人が感じたことで何の根拠も示せません。良い気をただで貰うのではなく、こちらからも今こうしてお詣りができる喜びをお返ししてください。神からただで貰って当たり前は少し違うと思います。
佐陀川のほとりにある田中神社は縁切り&縁結びの神社で姉妹(古事記における姉妹役でなく本当に姉妹の女神)磐長姫命と木花開耶姫命の二人がそれぞれ社殿の御祭神です。私は縁切りの必要が無かったので奉納用絵馬はそのまま御朱印替わりに持ち帰りました😅 わざわざ絵馬を求めてしない者はあまりいないのかも。
こちらには女神のおみくじがあるのです。が、おみくじだけに全て引くわけにもいかず(乏しい旅費で無理なため)一枚だけと決めて引いたら倭姫命でした😙 ところが大事に仕舞い込んだらしく見当たりません。残念です。
山中の母儀人基社から田中神社まで全く違う神社の姿を味わえるのは楽しかったですね。
出雲国と聞くと反射的に出雲大社を想像すると思います。確かに日本全体でも特別な社ですが、出雲国を舞台とする人と神々の関わりは他の多くの神社を含めたネットワークで成り立っています。佐太神社はその中でも東を受け持っていた重要な場のひとつ。村の小さな鎮守社には土地と神と人の基本的な姿(ムスビ)があります。それが国の単位で広がっていることが出雲国の神社を(少し調べておいて)巡ってみると肌感覚で他の地方地域の民にもわかるかもしれません。私はまだほんの欠片に触れたに過ぎないなと思うのでまだの神社にお詣りしたいと考えているところです🙂
人口の多い山陽側から来て尾道松江道を下りたら宍道湖の南側を走るので、余裕が無いと北側の佐太神社までお詣りできない人もいるはずですが、これはとてももったいないです。
佐太神社はお詣りしやすい開放的な境内ながら、神域らしさを誰でも感じられるのではと思った綺麗ないい神社でした。
