正一位稲荷神社と扁額にはありますが館跡稲荷と呼ばれていたようです。
前回の崇道神社へ向かう道中で曲がりそこねて西へ仕方なく走っていると左に玉垣がちらっと見えたのです。神社? と思ってその先で転回して戻って見ると稲荷神社でした。
案内板を読んだ後、「今は崇道神社へ向かっている途中だったのでそちらへ行きます。また今度お詣りしますので。では、さよ~なら~」と車に乗り込んで発進。手も合わせずお狐様達を置き去りに。やりたい放題です😅 皆さんは絶対にしないでください。最近反面教師の例ばかりでいかんなあ。
ということで、このままでは気持ちがよくないのですぐに南にあるスーパーでカップ酒といなり寿司を買って、この正一位稲荷稲荷へお詣りしたのでした。
目次
【御祭神】
宇迦之御魂神?(案内板には御祭神名がないため不明)
#一橋家の陣屋に迎えられた稲荷なら直接伏見からか伏見から勧請した古い稲荷からではないかと。それなら宇迦之御魂神だろうということで仮に書いています。
【館跡稲荷への道】
国道486号の少し北を東西に走っている岡山県道166号沿い。陸上競技等で知られる興譲館高校の記念体育館の向かいにありますので、すぐにわかると思います。
【車椅子使用の方のための情報】
道路から緩い坂になった先が駐車スペースになっています。数台駐車可能な広さがあります。
ここから鳥居をくぐると拝殿前まで7メートルくらいの段差がない石畳の参道を進めます。賽銭箱は拝殿の石段上にありますが、ぴったりつければお賽銭も入れられると思います。
【境内の様子】
神社が勧請された江原陣屋解説板
正一位稲荷神の説明は同じ板の終わりに。新しい板で読みやすいです。
正一位稲荷神社社頭(参道は平で段差らしいものは無し)
稲荷神社と境内社
境内全景
狛狐社殿前
狛狐鳥居側
台座の年月日は1830年の寅年正月で今年も寅年。なんとなくいい気分😁
普段は貼らない地神
【おまいりをおえて】
住宅地によくあるコンパクトな神社です。今は誰でも自由に入れますが案内板によると江戸時代は年に一度領民に開放される時だけお参りできたそうです。それに比べたら、いつでも神々と共にいることができていい時代だなと思います。
巨大なご神木もなく、社殿も古くからのものではありませんがきちんと境内の気は保たれています。掃除も日頃からされているようでしたし、蜜柑のお供えが残されていたようにきちんと信仰されている神社だと感じました。社殿内にはかなり大き目の白狐像が左右にあったので、社殿のガラス越しに拝みました🙂
お稲荷様は日常生活の中で何かあったらちょっと行って手を合わせる神社です。その意味では町中こそお稲荷様らしい鎮座地と言えるでしょう。こちらの神社は屋敷神のようなその家だけを守るお稲荷様ではないので、お狐様はもっと多いようでした。
特別な時だけでなく足繁く通って、お狐様方が叶えてもかまわないと思われたお願いを叶えてもらうべきと思いました。
道はわかりやすいし、駐車場の心配もしなくていいし、綺麗に掃除もされているいい神社でした。