以前同名の神社にお詣りして御祭神を間違えてご挨拶という大失態をやらかした話を書きました。その時にそれほど離れていない(あくまで車で)場所に別の神社があるのは確認していました。で、今回こちらのすどう神社にお詣りしてきました。
今回の神社の方が古そうなので、矢掛の神社御祭神の舎人親王ではなく早良親王なのは確かだろうと思われます。岡山県神社誌を見ても崇道天皇であっているようでした(矢掛のそうどう神社は舎人親王と書かれているため)。
目次
【御祭神】
【崇道神社への道】
井原市西江原町内で国道486号のスーパーとうどん屋さんの間を曲がって道なりに北上します。200メートルほどで岡山県道166号とぶつかるこのような場所に出ます。
そのままさらに北上します。数分民家の間の道を走ると左に曲がって山を上がります。道幅は1.5車線です。所々で少し広くなるのですれ違いは可能でしょう。平日でも意外に車が通ります。速度は控えめにした方がいいと思います。いくつかのカーブを過ぎ、左カーブを曲がると鳥居が目に飛び込んできます。
鳥居前には駐車スペースがないので、そのまま道を進むとすぐに左に入る道があって境内に入れます。
#倉庫? に重機等があったので、もしかしたら道から入った敷地半分は氏子の方の私有地なのかも。私有地の看板もチェーンも張られていなかったので今回は駐車しました。
【車椅子使用の方のための情報】
上記の駐車場? にとめれば大きな段差はないので拝殿と横の境内社前に行けます。本殿横にはここから上がれますが急角度で10センチほどの隙間もあるので無理しない方がよいと思います。
【境内の様子】
崇道神社由緒看板(分割)
崇道神社社頭
鳥居の扁額
境内から参道と鳥居を
拝殿
本殿
社殿全景
記念碑
【おまいりをおえて】
山の中腹で下の集落から数百メートル道を上がった所にあるので、地元の方にとっては上から自分達をいつも見守ってもらえる意識の神社なのかなと思いました。
鳥居をくぐってすぐは特に変化は感じられませんが、数メートル進んで石段を歩き出すと急にふわっとした気に包まれます(あくまでもその時の個人的な感覚です)。
本殿そばではぶわぶわ常に動くような気がふきだしているように感じました。
お詣り前は正直に言うと、氏子減少で荒れているのかなあと予想していました。が、それは違っていました。ゴミは落ちていないし、拝殿左右にある同型の境内社内部は非常に綺麗にお祀りされてあるのがガラス越しに見えました。こうした左右対称におかれた境内社は初めて見ました。
鳥居周辺は山だけに種々の樹があるのに社殿後方は杉? ばかり。境内の左には植樹の石碑(上に貼った写真)がありました。松がやられて替わりに檜を千本近く植えたそうです。かなり大変だったことでしょう。大事に思う氏子の方々の存在がわかるとなんだかとても嬉しくなります。
由緒看板に世の移り変わりで氏子が減ったことが書かれていますが、この看板がたてられてからの30年はきっとさらに進んだことでしょう。お参りして、まだ信仰は保たれているのがわかりました。
こうした神社に出会えるので狭い道で多少怖い思いはしますが山にある神社へのお詣りをやめるわけにはいきません。
太い幹線道路からはかなり離れているので、他所からお詣りされるよく知られた神社ではないと思いますが、信仰心を感じて嬉しくなれるいい神社でした。