その国に来て一宮にお詣りしないのはと思って三日目最初の神社は大麻比古神社に決めていました。朝早くホテルを出て訪れたそこは別世界でした😃
目次
【御祭神】
【御由緒】
上は公式サイトの御由緒のページです。御祭神大麻比古とはどなたのことなのかよく読む必要があります。
【大麻比古神社への道】
鳴門市街から西へ10キロほどの所、吉野川から北へ7~8キロくらい進むと平地から山に変わります。その麓にあります。徳島県道12号から北へ進む時に大事なのは坂東谷川です。
坂東谷川にかかる橋の東側のたもとに白い縦長の案内看板があり、ここを曲がって川の土手から民家の間を抜けて突き当りを右折し(ここまで500メートルくらい)、すぐの交差点を左に曲がると高松自動車道下の向こう側に朱色の大鳥居の柱が見えます😃
約800メートルの参道は車でも通れてそのまま橋を渡って境内へ入れます。速度制限されていたかは覚えがありませんけど、参道ですから歩行者(参道脇民家の方?)に配慮してゆっくり進みました。
入った所が駐車場になっています。駐車場は橋の手前にもあります。細い道(通路?)で県道側駐車場と繋がっているみたいですね。全部で1000台も駐車できるそうです😮
休日等はたくさんの車がとまるのだと思いますが、朝早くは観光でのお詣りをする人もまだのようでどこも車の姿は(ほぼ)なかったです。
橋の西側の案内標識(大麻比古神社含む)がある大き目の交差点から徳島県道41号を北に1.5キロほど上がると神社の横に大きな第一駐車場があります。西から来られた方はこちらが止めるスペースに困らなくていいかもしれません。朝は8時から開くみたいで、早朝にお詣りしたい方は正面参道側か直接境内にとめるのだろうと思います。
駐車場は複数個所ありますから、ストリートビューで見てどこに駐車するのが自分のお詣りにはあっているのか予習してください。
【👨🦽車椅子使用の方のための情報】
境内駐車場から進む石段の左にこんな案内板がありました。
案内に従って建物の左奥へ進んでみると
歩いてのお詣りが難しい方のために専用駐車場がありました😃
こちらから授与所前に出てそこから拝殿に行けるでしょう。拝殿前石畳部分に賽銭箱が置かれているので車椅子の方でも自分で賽銭を入れることができますね😊
境内社や二つの橋の辺りの石畳にはわずかな段差(凸凹)はありましたけど、お詣りが難しいほどではないと思います。大麻比古神拝殿向かって右の玉垣前に下のようなスロープも設けられていましたのでぐるりと一周できます😃 反対側障碍者用駐車場から本殿や境内社に行けますが、一周できるのは助かりますね。
【境内の様子】
大麻比古神社大鳥居
社号標を見て祓川橋を渡るといよいよ境内へ
境内駐車場から御神木のある土地へ
大麻比古神社御神木大楠
別方向から根本を
御神木説明板
楠から少し歩いた所から
大麻比古神社拝殿へ
拝殿正面
拝殿斜めから
本殿(横から)
本殿(背後)
社殿遠景
本殿後方に並ぶ境内社
神社とドイツ橋への道
境内社(豊受社)
境内社(山神社)
境内社(奥宮峰神社遥拝所)
奥宮看板
天神社(参道大鳥居のそばにあります)
野神社(天神社のそばに)
手水舎
古神札納所
狛犬(一の大鳥居をくぐった所)
狛犬(境内駐車場からの石段横)
狛犬(拝殿前)
和 じゃき~がまん~ と刻まれた石がそばに
手水舎横の梟の像(梟は大麻比古神社神の鳥)
メガネ橋案内板
メガネ橋1
メガネ橋2
メガネ橋の上
ドイツ橋案内板
もう一つの案内板
ドイツ橋
ドイツ橋を横から
ドイツ橋の奥にある鳥居と石段参道(丸山神社&丸山稲荷)
#境内社の一部、神馬舎等撮っていないものがまだまだあります。
【おまいりをおえて】
公式で”たいまひこ”は間違いとわざわざ書かれているのにふいてしまいました😅 これは仕方ないでしょうね。我が家も神棚にお神札を祀ってと思い始めた人が最初に知る用語が神宮大麻でしょうから。神社=大麻(たいま)と意識に刷り込まれているはず。ちなみに私が名前を見て最初に思ったのはもうひとつ違う例としてあげられていた”おおまひこ”の方でした😅 名前を間違えるのは失礼なので最初にしっかり調べないといけません(反省しました)。
朝7時過ぎに着いた朝日で祓われた境内は私の想像を超えていました😲 清々しさとかいうレベルではありませんでした。これが阿波一宮の気かと、早くにホテルを出てよかったと喜びながら境内を歩きました。
最初に気の違いを感じられるのは参道途中にある御神木の楠です。非常にひんやりとして気持ちがよいのです。温度ではなく、放射しているものもその時の私には澄んでいて身体に沁みこんでくるように感じていました。
本殿裏からドイツ橋へ向かう所、境内社がありますが特に鳥居をくぐってから先が温度変化が大きいように感じます。ただし、本殿周辺とは違ってやや突き刺すような感じがありました。本殿裏辺りはそんな一種の粗さは全くありません。とても軽くて澄んだ気が上空に上がって行くようで、自分自身も上に引き上げられるような心地よさを感じて立っていました😌 祓川橋から見た境内上を覆うようなもやに感じたものは正しかったです。
とにかく、早朝の大麻比古神社境内はどこも素晴らしい空間でした。その中にさらに素晴らしい場が点在しているのです。夕方にその日最後の神社として(ホテルが近かったので)無理にお詣りしなかったのがよかったと今も思います。
#いつも書いていることですが、これらの感想はあくまでもその日の個人がそう思ったにすぎないことです。他の方とは違っているかもしれません。できれば実際にご自身で感じてみてください。
写真を観るだけで、あの日自分のいた空間に入れる(イメージの中で)神社はやはりその数が減ります。こちらは長く残り続けることになりそうです😊
素晴らしい力、これを自分がどれだけ貰えるかと考えるのではなく、そうしたものが昔から今も在り続ける国に自分が生まれてきたことの喜びを己の器の内に満たすきっかけにしてほしいなといつも思います。くれくれ君(死語)はよくないです、人間も神々にも。
目に見えないものだけでなく見えるものも大麻比古神社は素晴らしかったです。多くの方の想いで作られた社殿や、身体障碍者に優しい施設(駐車場やスロープ等に案内板も)に神々ではなく人の心を感じます。社殿の屋根は葺き替えられてまだそう時間が経っておらず、茶褐色になった銅板は檜皮葺きのように落ち着いた風格を備えていました。これが淡い青緑になる頃生きていたらまたお詣りしたいものです。
坂東俘虜収容所のことは、小学生の頃に学校で受け取って帰った本に子供向けに書かれていたのを読んで知っていました。二十年ほど前に松平健主演で映画化されましたので観て知った方もおられるでしょう。大麻比古神社はお詣りを指示されていたので行こうと思っていたのです。そこに昔読んだ坂東のドイツ兵捕虜が作った橋があったとは。これはとても重要な意味を持っています。答えは書きません。一人一人答えは違っても考える過程が大事ですから🙂 できればほんのちょっとでいいので考えてみてください。本当はこれはSNSでね流しする反対のものになるべきことなのです。
阿波国一宮である大麻比古神社は神職常駐故にとても清浄にたもたれており、神社が特殊な場である意味を多くの方がはっきり実感できると確信したいい神社でした。
#なんだかべた褒めですが、これは私が遠方の神社をお詣りするのがたいていは陽が高く昇ってからということも影響しているはずと書いておきます😅