ほわほわ神社生活

ほわほわ神社生活

神社が暮らしの中にあるおっさんのちょっとだけ変わった日常です。主に岡山県広島県の神社巡りをしています。神社巡りの記録や神社のことで思うことを書いています。

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温泉神社(島根県雲南市木次町湯村1060)

奥出雲を玄関としての南からの神社巡りも東を終わって西へとなりました。安心して走れる国道314号沿いにある雲南市の神社二社目は深野神社からそう離れていない温泉神社に決めました。出雲の地らしい夫婦神を祀るのも理由です。

 

目次

 

【御祭神】

味耟高彦根命 別雷命 玉依姫命 大己貴命 少彦名命 足名椎命 手名椎命
建御名方命 誉田別命 大物主命 國常立命 大年命 道眞命

【御由緒】

温泉神社 - 神社詳細 | 島根県神社庁

御神陵の説明板

八俣大蛇伝説由縁の地を説明するもの(柱の上が板状になっています)

 

温泉神社への道】

国道314号が奥出雲で西へ延びた後に北へ変わってから3キロも行かない所に信号機があるT字路(だけど細い道が斜めにもあります)があります。信号のすぐ手前(どちらの進行方向も)の白い小さな案内標識に温泉神社と書かれています。

 

曲がると写真のように案内看板がありますので道なりに進んでください。

看板をアップで

約500メートルで道が緩やかにカーブする所にバス停があります。

ここを左折します。車一台幅の細い道ですけど、向こうまで見えますから対向車が来ていたら待てばいいと思います。100メートルも走らずに舗装された駐車場に到着です。

20台は楽にとめられるように見えました。

 

【👩‍🦽車椅子使用の方のための情報】

舗装されているし、充分な広さがあるから車椅子を降ろすのに不安はないと思います。

 

ネットの写真を見ると石段のために鳥居前でのお詣りしかできないように思えるはずです。向かって左側に未舗装の山道? があって社殿そばまで続いています。

ただし、そちらがメインの参道ではないために、草が伸びていたり枯れ枝のせいで車椅子では進みにくいでしょう。

道自体にひどい凸凹や段差等はお詣り時(令和6年7月)にはなかったのですが、その後どうなっているのかはわかりません。夏ではマムシオオスズメバチ等の危険もあるかもしれません。

 

写真を撮っていることから、石段を回避は不可能ではないと考えていたのだと思います。まさか半年先に書くことになるとはお詣り時に思っていなかったので、しばらく覚えておけることはメモせずに終えています。最初から拝殿までの写真がそろっていないのでお詣りできる神社ですとは断言できませんm(__)m

 

どうしてもお詣りしたい方は念のため宮司さんに車椅子での参詣の可否について確認をお願いします。

 

 

【境内の様子】

駐車場から見る温泉神社

温泉神社社頭

石段参道(福寿の樹、樹齢約600年)

拝殿

本殿

社殿全景

社殿遠景

拝殿前の様子

拝殿向かって右奥

境内社(薄くて読みにくいが川角社かな? 祭神:石筒之男命)

五角柱(地神塔)

御神陵(足名椎命、手名椎命)

ご神木(石段横の福寿の樹)

ご神木(境内向かって左端に立つ大蛇退治の神の杉)

狛犬

拝殿屋根のご神紋

おまけ(神社付近の風景)

 

【おまいりをおえて】

のどかな農村風景の中に温泉神社は在りました。温泉神社境内は穏やかな気で満ちていました。本殿そばに立っていると、もやもやした感じのものが周囲に広がっているような気がしました。鳥居をくぐってから神域だなあと思える空間でした😌

 

参道途中にある御神木の杉は横を通り過ぎただけで感じるほどの強い圧力があり、しばし上を見上げて立っていたくらい素晴らしかったです。後にやってきたご家族が奥のご神木をお詣りしていました。お詣りする方には知られている杉のようですね。

#いつも書いていますがあくまでも個人のその日の感想です。境内の気は複雑であるくらいに受け取ってください。

 

神話上は櫛名田比売の両親である夫婦に関するものがある神社として興味を持つ人が多いのではないかと思います。私もそうでした。こちらに移される前の写真が額に入れられていて、拝殿外で観ることができます。これはお詣りしての楽しみということで貼りません😅

 

古事記は虚実入り混じっていますが、舞台を訪れた時はただその場の気を感じて舞台の登場人物(モブ)になったつもりでいます。肌で感じることは写真をどれだけ見るよりも大事ですから。なぜその地にその話があるのかを細かく考えるのは帰宅してからで間に合います。

 

神社や信仰形態は時代で変わってきましたが、日本人の自身を育む地との繋がりはまだ完全には絶たれていません。数十年後には寺社のかなりの数が荒廃してしまうと言われています。神話が神話になる前の最後の幸福な時代かもしれません。本当の贅沢は自分の関わる”物”の量でも質でもありません🙂

 

温泉神社は広い駐車場があって参道もきつくなく、きちんと清掃されている綺麗ないい神社でした。